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【侵食された】キャプテンEDIT24【現実パート】
[592]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk
:2011/02/18(金) 23:54:08 ID:???
〜喫茶店〜
店の入り口をくぐると、据え付けられたベルがカランコロンと鳴る。
その音に、カウンターの向こうでグラスを磨いていた40がらみの店主が胡乱げに振り向く。
マスター「……いらっしゃい。2名様で?」
大前「あ、はい」
マスター「……奥の席へどうぞ」
それで案内は終わりと言わんばかりに背を向けると、再び作業に没頭しだす。
菱野「き、気難しい方なのでしょうか?」
店長の無愛想さに菱野が少し気後れするが、大前は苦笑してとりなす。
大前「大丈夫、口数が少ないだけだから。店の雰囲気を壊さない程度なら、ちょっと話し込んでも平気だしね」
菱野「そうなのですか。……それにしても、こんなところに喫茶店があるだなんて知りませんでした。
そ、それにちょっと大人っぽい雰囲気でドキドキします……」
こじんまりとした小さな店で、表には看板も出ていない。一見しただけでは、何の店かは分からないだろう。
だが一歩店に踏み入ると、その雰囲気は一変する。
ランプを象った照明に照らされた窓明かりの無い店内は、まるで外の時の流れから隔絶されたよう。
清潔なクロスの掛けられたテーブルとアンティークチェアが並べられたレイアウトは、喫茶店というよりは小作りなレストランと言った風。
店主の作業音と、年季のいった蓄音器から流れるどこの国のものとも知れないピアノ曲だけが、耳に聞こえる全てだった。
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0ch BBS 2007-01-24