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【侵食された】キャプテンEDIT24【現実パート】


[645]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2011/02/19(土) 03:14:15 ID:???
大前「あの時、結構学校で話題になったから、菱野さんも知ってるかもね、乱入騒ぎのこと。……事の真相は実はこうでしたってわけ」

菱野「はい……知って、います」

大前「……それでも、やっぱり三つ子の魂百まで、ってヤツかな。
中学のレベルに慣れて、そこそこ出来るようになったら、また調子に乗っちゃってさ。
あの時の練習試合みたいなことをやらかしちゃった」

当時は六波羅が率いていた氷潤中との練習試合。
自分のスタイルを忘れてスタンドプレイに走った挙句、先輩の忠告を無視してチームのほとんどからそっぽを向かれたのだった。
親友の雪村との間にも亀裂を生んだ中で向けられた、小豆沢の容認と、比良山や早瀬、長池らの助力。
それが無ければ、チームでの立場は完全に取り戻せなかっただろう。
そして、落ち込んでいた大前を菱野が立ち直らせてくれなければ、足掻くことさえ諦めていたかもしれない。

大前「……ははっ、あの時は本当、菱野さんに助けて貰わなきゃ駄目になってたかも。……今更だけど、ありがとう」

菱野「いえ、わ、私の方こそ――」

大前「え?」

菱野「――あ。な、なんでもないです」

大前の反駁に、菱野は出しかかっていた言葉を引っ込めた。
それが気になりはするが……とりあえず、大前が今の段階で話せることはここまでである。

大前「まあ、俺の昔話はこんなところ、かな……な、なんか格好悪いところばかりで面白くなかったでしょ?」

こんな自分でも唾棄したくなる過去を話して、気分を害してはいないか。
そんな焦燥を無理やりに押し殺して聞いてみた。


0ch BBS 2007-01-24