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1- レス

【侵食された】キャプテンEDIT24【現実パート】


[655]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2011/02/19(土) 04:36:22 ID:???
三杉「では、少し待っていたまえ。ああ、それと僕の私物は荒らさないように」

弥生「はーい……」

弥生の返事を聞かない内に、三杉は部屋を後にする。
好意や温情ではなく、あくまで自分が自分らしくあるために定めた行動の中での、中での最低限の対応。
そのためのもてなしだと言うことが、脳裏に残る冷たい視線から嫌という程伝わってくる。
それに立腹して立ち去る、という選択を取れないのが弥生の弥生たる所以であり、その将来を決める大きな要素だった。
……だが、そんな彼女にも反抗心というものはある。

弥生「と、言われて引き下がる私じゃないわよ! 三す――じゃなくてキャプテン!
わ、私だってこれだけ苛められたら仕返しの一つくらいしちゃうんだから!
て、手始めに――恥ずかしい過去とか載ってそうなアルバムを漁っちゃったりして!」

日頃寄せている好意をすげなく扱われ続けた復讐――にしてはささやかに過ぎる悪戯である。
が、彼女はあの全国大会で弱みを握られて以来初めて、三杉に反旗を翻した。

弥生「ふっふっふっ。こんな本棚の目立つ所にこれ見よがしに置いておくのが悪いのよ!
それじゃあ、早速私と会う前の頃から拝見っ!
……きゃー! やっぱり子供の頃も可愛いー♪ や、やっぱり美形は違うわ……!」

……反旗を翻したのである。別に三杉の昔の写真を純粋に見たかったわけではなく。本当に。

弥生「って、あら? この写真――」

ピタリ、と弥生のページを繰る手が止まる。
それは二年前の小学校時代の都大会の記念写真。その頃弥生は武蔵FCのマネージャーとなり、既に三杉と知己になっている。
故に、それは目的としているものではなかったはずなのだが、


0ch BBS 2007-01-24