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【侵食された】キャプテンEDIT24【現実パート】


[656]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2011/02/19(土) 04:37:49 ID:???
弥生「なんか気になるわね、この写真。えーと、都大会三回戦? その試合ってキャプテンは出てなかった筈よね。
特に印象的な対戦相手でも無かったし。……でも、この写真の端っこ。通りすがりの他チーム選手の子、どっかで見たような……」

大勝を得て得意げな一之瀬や真田に交じって、無感動にだが最低限の微笑みを添えて撮影に加わっている三杉。
それを遠くから羨望するように見ている少年の姿に、どこか見覚えがあった。
小学生にしては長身で、だからといって特別目立つほど屈強には見えない。
だが、しかしその顔は確かに記憶していた。この少年は、誰だ――?

弥生「きゃ、キャプ――じゃなくて、三杉く――じゃなくて、やっぱりキャプテンっ!」

――その解答を頭脳がはじき出した途端、弥生は声を張り上げて三杉を呼んでいた。

三杉「何だい、大きな声を出して。……って、私物に手を出すなと言ったはずなのに、君は何をしているんだ?」

入口からでも見えるアルバムを漁っていた弥生の姿に、三杉は秀麗な顔をしかめた。
だが、弥生はそれに構わず見つけた写真を指で示す。

弥生「見つけました! 小学生時代の大前くん! 2年前の都大会で、私たちと戦ってたんですよ!」

三杉「……なんだって!?」

弥生の手元からアルバムを引っ手繰り、その写真を食い入るように見る三杉。

三杉「何てことだ……僕は馬鹿か!? どうして過去に試合をしたはずの相手を、すぐに思い出せなかったんだ!」

弥生「た、多分、その試合はキャプテンは出場していませんでしたし――」

三杉「いや、微かにだが憶えはある。小学校レベルでは珍しく、ポストプレイを基幹にした攻撃を使っていたチームだ。
それでディフェンス陣にはロングボール対策やラインコントロールのタイミングを入念に教え込んだことがあった。
実際に戦った時は思ったほどでも無くて、余り苦戦せずに勝てたけど―― 一度は真剣に対策を考えた相手じゃないか!」

弥生(いや、普通は忘れてますって、そんな大した苦戦も無く倒した一度きりの対戦相手なんて)


0ch BBS 2007-01-24