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1- レス

【読み合い競り合い】Another-C_3【騙しあい】


[121]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/25(金) 11:26:30 ID:???
ちょっと修正を加えて>>110の続きの描写から
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>>D 自分の未熟さを思い知らされたよ。
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確かに楽しかった…だが三杉は言葉に出すのを躊躇う。
本当に悪くない雰囲気だったのか…と一連の出来事を省みる。
脳裏に浮かんだのは、今にも泣き出しそうに怯えたモニカの顔…。
…三杉は虚勢を張ることも憤慨する事もなかった。
そして彼はマルコの質問に対し、素直な気持ちを述べるのだった。

三杉「…自分の未熟さを思い知らされたよ。」

マルコ「ふぅん……そっか、それってどういう意味?」

三杉「迂闊な事に、モニカの事を二度も怯えさせてしまったんだ。
    もしかしたら傷つけたかも知れない…情けないと言うより申し訳なく思うよ。」

サッカーの話題でのミス…そして帰りの時のミスを思い出し、気落ちするように三杉は零した。
どちらも自分がもう少し迂闊さを排していれば防げたかも知れなかったこと。
彼の心の中は言葉に出したとおりの申し訳なさで満たされていた。

…こうして恋愛ごとで一憂する今の三杉は、かつて天才や貴公子と呼ばれた彼とは違うように思われた。
マナー違反としてではなく、相手の気持ちを思い遣る事で悩む今の彼は、紛れも無く等身大の少年だった。
そして…マルコはその三杉の答えを聞いてホッと溜め息をつくのだった。



0ch BBS 2007-01-24