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【読み合い競り合い】Another-C_3【騙しあい】


[898]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/04/01(金) 16:13:35 ID:???

ビアンキ「何を言うかと思えば…。 いつも言っているだろう、勝ちたければすぐボクに渡せと。
      ま、後半は凡庸なパスでもかまわないよ? ボクが価値あるゴールに変えてみせるからね。
      ……他の皆も、ヘルマーのように下僕となってパスを出すといいさ。」

ヘルマー(グッ……堪えろ、オレ…)

フィッツウォルタ「そこまでだ、トト。」

グルリと他の選手の事も見回しつつビアンキは偉そうに述べたが、最後はそれを制止された。
選手達には再びお腹の中にドロリとした負の感情が生まれていたが、皆ヘルマーを習ってこれを耐えた。

フィッツウォルタ「キミはゴールを決める力だけを買われて試合に出ているんだ。
          ゆえに、それが出来ないならばキミには1リラの価値も無い。
          …ゴールを決める為のパスが貰えなくなった時も当然同じだ。
          その事を努々(ゆめゆめ)忘れるな。」

ヘルマー「……」

ビアンキ「フン……」

ローマのハーフタイム中の風景は概ねこのような形であった。
試合運びは優勢ではあるが、チーム内の雰囲気は決して良くはないと言えた。
この状態で最後までモチベーションを保てるのか…これが彼等にとっての課題と言えそうである。



0ch BBS 2007-01-24