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【読み合い競り合い】Another-C_3【騙しあい】
[899]アナカン ◆lphnIgLpHU
:2011/04/01(金) 16:15:36 ID:???
〜観客席〜
賀茂「さてと…なかなか苦戦させられてるなぁ、貴公子殿は。」
片桐「ユヴェントスよりは幾分実力の劣る相手と予想していましたが…
蓋を開けてみれば1対1の勝負では常にローマが圧倒している。
これが噂のデータサッカーという奴か…」
賀茂「それだけじゃねえな……今日はあのランピオンの気迫が桁違いだ。
しかもリードを奪うとすぐDFにコンバート、奴ほどのFWが大人しく守備に回るとはな。
省35
[900]アナカン ◆lphnIgLpHU
:2011/04/01(金) 16:16:41 ID:???
ワアアアアアアアアアアアアアアアア!!
実況「さあハーフタイムを終えて両チームの選手が戻ってまいりました!
泣いても笑っても残り45分、勝者はローマか!? それともフィオレンティーナか!?」
観客と実況の声に呼ばれるように歩くフィオレンティーナの選手達。
スタジアムの通路からフィールドへと出ようしたその時、やや離れた位置から聞き覚えのある声が…
ナディア「マーーくーーーーん!!」
マルコ「ナッちゃん!?」
省14
[901]アナカン ◆lphnIgLpHU
:2011/04/01(金) 16:19:19 ID:???
ナディア「か・て・る・よ!」
マルコ(ナッちゃん……) …コクン
前半の終盤では結局フィッツウォルタの遅れを取らされていたマルコ。
その重苦しさを吹き飛ばすように、ナディアは言葉を送っていた。
そしてマルコもその言葉にコクリと頷く。
ミュラー「まったく…甘酸っぱい空気ですね。」
ダラピッコラ「ああ、だがこりゃ負けるわけにはいかねぇよな!」
ミュラー「ええ、ボク達も心して臨みましょう!」
省7
[902]アナカン ◆lphnIgLpHU
:2011/04/01(金) 16:22:18 ID:???
三杉(ナディアか…モニカ共々、どれほど辛い思いをさせてしまったのか…。
勝たなくては…せめてこの試合、必ず勝たせなくては。 マルコとナディアの為にも…。)
このように、また1人で重く抱え込もうとしてしまっていた。
だがそんな彼…三杉に向けて一生懸命何かを伝えようとする声があった。
先着で
★なんですか?→! card
と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。
省7
[903]忍法名無しの術さん:2011/04/01(金) 16:22:30 ID:???
★なんですか?→
スペードK
[904]アナカン ◆lphnIgLpHU
:2011/04/01(金) 18:34:30 ID:???
> なんですか?→ スペードK
> 《ダイヤ、スペード、クラブ》 ナディア「あの子の事は大丈夫だから! 頑張って!」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
???「………さーん!」
三杉(………?)
ナディア「ミスギさーん!」
自分の名を呼ぶ声で三杉はハッと我にかえる…。
そしてその声の主がナディアである事に彼は正直驚いた。
三杉(ナディアが僕に何を……)
省15
[905]アナカン ◆lphnIgLpHU
:2011/04/01(金) 18:35:46 ID:???
だが…
ナディア「あの子の事は大丈夫だから! 頑張って!」
三杉「・・・!」
ナディアの表情には怒りも恨みも、そして悲しみも無かった。
それは確かに…100%が背中を押してくれる強い人間の顔だった。
心の中に重い物を抱え込み、それで自分を追い込もうとしていた三杉の心が少しだけ救われた。
言葉そのままに信じられたのだ…彼女のような友人が居れば、確かにモニカは大丈夫なのだと。
さらに…ナディアの言葉はこれで終わらなかった。
省11
[906]アナカン ◆lphnIgLpHU
:2011/04/01(金) 18:36:49 ID:???
ビリビリッと背中に電気が入り…何かのスイッチが入った気がした。
あの時思わず饒舌に語った…自分だけが考えていた諦めに似た本音。
ユース以降…トップの世界では、日本は世界に勝てないという確信。
この伝言は、その自身の弱い幻想を打ち破って欲しいとモニカが言っていたという事だった。
三杉はそれを伝えてくれたナディアに対して力強く頷き…そしてフィールドへと歩を進めた。
三杉(また僕は小さな人間になるところだった。)
目を瞑った。
省20
[907]アナカン ◆lphnIgLpHU
:2011/04/01(金) 18:38:06 ID:???
ワアアアアアアアアアアアアアアアア!!
実況「さあ間もなく後半キックオフです、攻撃権はローマから…さあ前半のようにペースを掴むか!?
それとも今度はフィオレンティーナが流れを呼び込むのか!?」
〜某女子寮の一室〜
クラウディア「さ、ココア入ったわよ。」
モニカ「う゛ん……」
泣きはらして目の周りが赤くなったモニカと、その親友のクラウディアの2人が居た。
彼女達2人はどうやらTV中継でこの試合を観戦しているようである。
省16
[908]アナカン ◆lphnIgLpHU
:2011/04/01(金) 18:40:38 ID:???
モニカ「フィオレンティーナが勝つって信じてるのね…。」
クラウディア「そうよ……モニカもでしょ?」
モニカ「うん…。」
クラウディアの優しい笑顔に対してモニカも落ち着いて言葉を返していた。
その程度には回復していた。
クラウディア「落ち着いたらまたドレスを買いに行きましょ?」
モニカ「え…?」
クラウディア「ふふ、みんなでイイ女にならなくちゃね。
振った事をせいぜい後悔させてあげなきゃ!」
省9
[909]アナカン ◆lphnIgLpHU
:2011/04/01(金) 18:42:13 ID:???
〜サン・シーロ〜
ピィイイイイイイイイイイイイイイイ!!
実況「さあローマのキックオフ! ボールはヘルマーくんに渡ります!」
ヘルマー「行くぜフィオレンティーナ…この後半は痛い目を見せてやるぞ!?」
ダダダダッ!
実況「おっと、いきなり突破をしかけるヘルマーくん!!
強引な攻めだがフィオレンティーナは対処できるのか!?」
三杉(いきなりペースを掴みに来たか…! ここは…)
省15
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0ch BBS 2007-01-24