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1- レス

【読み合い競り合い】Another-C_3【騙しあい】


[95]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/23(水) 21:59:15 ID:???

> モニカは…→ スペードJ
>《スペード、クラブ》 そのまま後ろを向いて走り出し、建物の中に入って行った。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

取り敢えず無事だった事に安心し、三杉は再び気を抜いた。
相手の言葉を待って、改めて送る事を告げようと思っていたのだ。
だがモニカが言葉を発する気配は無かった。
仕方なくこちらから…と思った瞬間である。


ダッ…!

三杉(なにっ!!!?)

モニカは後ろに向かって一目散に走り出し、そしてすぐ奥の大きな建物に入って行った。
どうやら皮肉な事に、モニカの警戒心は今この場で芽を出してしまったようだ。

モニカが入って行った建て物に近付くと、それが何なのかはすぐ判った。
『国立ロンバルディアスクール 女子寮』
…即ちここはもうモニカの帰るべき其の場所だったのだ。

三杉「なんだ…そういう事か。 取り敢えず無事に送り届けたんだ、これで良しとしよう。」

当然ながら、何かしら誤解を与えたのではという懸念も三杉の頭にあった。
だが今はどうしようもない、彼女が無事に帰れたという事だけで満足するしかなかった。
また三杉は「誤解が生まれたならば解けばいい」と…、そうやって簡単に考えていた。

三杉「走ったお陰で酔いが醒めたな…身体を冷やす前に帰ろう。」

足をホテルの方向へと向け、三杉はユッタリと帰路に立つのだった。


0ch BBS 2007-01-24