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1- レス

【読み合い競り合い】Another-C_3【騙しあい】


[977]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/04/04(月) 19:18:32 ID:???

この続きは次のスレで…というわけで建てました。

【楽な戦い】Another-C_4【なんて無い】
capmori

今後も宜しくお願い致しますね。
以降このスレはスレ末外伝を進行します、こちらも宜しく!
また感想や要望、雑談なんかも好きに行って下さって構いません。


[978]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/04/04(月) 19:19:50 ID:???

スレ末外伝
Another Campione Episode 0 〜act2〜 《Si Si Chao 》

《あらすじ》
198X年12月 イタリア ロンバルディア州クレモナ…
バロック音楽、ヴァイオリン職人が息づくこの小さな町にジョバンニという少年が暮らしていた。

小心で弱虫なジョバンニは、同年代の仲間達にバンビーノ(おこちゃま)と揶揄されバカにされている。
その事を腹立たしく思いながらも、行動では示す事の出来ないジョバンニ…
省22

[979]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/04/04(月) 19:23:04 ID:???

バジリコ「ざ、ざむうぅぅぅぅぅぅ!!!」

タイム「きはぁっ! こ、これは誤算でした…まさかこんな凍えるように寒いなんて……」

ジョバンニ「12月だよ? 当たり前じゃないか…。」

12月…真冬……当然予想された事ではあるが、子供達は厳しい寒さと闘う羽目になっていた。
一部これを誤算とのたまう考え無しも居たが、この辺は子供だから仕方ない。
冷静に突っ込むジョバンニ対し、寒さからか苛立つ少年の1人が突っかかてきた。
省25

[980]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/04/04(月) 19:24:32 ID:???

ジョバンニ(あーあ…もう、踏んだり蹴ったりだ。 寒いし、怖いし、不愉快だし、幽霊出るかもだし…)

頭を抱えながら集団の最後尾を付いて歩くジョバンニ。
彼は何だかんだ言っても結局、真夜中を子供だけで歩いているのが怖かった。

バジリコ「おっと、そろそろ教会だぞ。 ジョバンニ。」

ジョバンニ「えっ?」

バジリコ「えっ、じゃねぇって。 お前教会の手伝いしてるんだから、この辺の道詳しいだろ? 省16

[981]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/04/04(月) 19:25:58 ID:???

バジリコ(バンビーノってあだ名を返上するチャンスだろうが。)ヒソヒソ
ジョバンニ(何がチャンスなもんか、そんなこと言ったってボク無理だよ!)ヒソヒソ

セージ「なんだよ、行くならサッサと行けよ? さみぃーんだよ、こっちは。」


…と、その時である。


トーーン……

タイム「ななななななんの音でしょうか…!?」
セージ「びっ、ビビッてんなよタイム…空耳だろ? そうに決まってるぜ。」

突然夜の町に響いた弾くような高い音が子供達の背筋をゾッとさせた。 省20

[982]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/04/04(月) 19:27:07 ID:???

タイム「かかか、帰りましょうか…?」

バジリコ「アホか、お前がオレ達を誘ったんだろ? 行くぜ。」

尤もなバジリコの言葉にタイムはこれ以上なくショボくれた表情を見せる。
時と場所によれば、この様子を見て苦笑を浮かべる場面ではあるが、ジョバンニにもそんな余裕はない。
バジリコが一歩進めた足を追い、ジョバンニも観念して足を動かした。

セージ「えっ、い、行くのかよ!?」

バジリコ「なんだよ、行かねぇってのか? ジョバンニはオレと一緒に行くってのによ。 省21

[983]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/04/04(月) 19:28:16 ID:???

タイムの叫ぶ声に、皆慌てて彼が指を指した方を見た。
スポット的にライトアップされた鐘楼の側に映った者は…
自分達と同じくらいの子供が遥か高く、空中で逆さまになり…落下していく様であった。

バジリコ「子供が頭から落ちた! 誰かに突き落とされたんだ!」
セージ「ウワアアアアア!!!」
タイム「なんまんだぶなんまんだぶ…じゃない、ジーザス! OMG!」

バジリコの叫びを皮切りに、皆パニックになって走り出す。 しかしジョバンニは動かなかった。 省30

[984]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/04/04(月) 19:29:19 ID:???

ジョバンニ「……」


スタ…スタ…

ジョバンニ(足音……!)

騒音が止んで静寂が戻ると、後方から足音が聞こえてきた。
自分が既に1人だと今更気付き、急に不安が押し寄せてきた。
こうなると冷静だった自分の判断が間違いで、やはり幽霊を見たのではという思いが支配的になる。
彼等と一緒に逃げ去るべきだったんじゃ…と、下手に落ち着いてた自身の不覚を今更になって呪った。

ジョバンニ(ううう……)
省25

[985]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/04/04(月) 19:30:29 ID:???

???「ねえ、聞いてた?」

ジョバンニ「えっ、ああ…えーと。」


A 幽霊というより…もしかしてキミ、天使?
B あ、あんな高い所から落ちて平気なの?
C さっきから聞こえていた音はそのボールを蹴る音だったのかー。
D いやいや、それよりもこんな夜中にキミは一体何を?
E 祓いたまえ清めたまえ天にまします我等が神よ…
F ボ、ボクの名前はジョバンニだ! 名乗ったんだからキミも名を名乗れ!
省4

[986]森崎名無しさん:2011/04/04(月) 19:31:57 ID:qepEM6G2


[987]森崎名無しさん:2011/04/04(月) 19:36:13 ID:dvVMSMSI



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