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【読み合い競り合い】Another-C_3【騙しあい】


[996]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/04/10(日) 17:32:14 ID:???

アルシオン「うーん、でもジョアンさんにここで待てと言われてるからね…。」

ジョバンニ「ジョアンさん……?(もしかしてそいつが人買いか!?)」

アルシオン「そう、ジョアンさんは凄いんだ。 ボクに沢山サッカーを教えてくれて…
       いつか太陽の下で皆と試合出来るようにって約束してくれたんだよ?」

ジョバンニ「サッカー……え、芸とかじゃなくって? ほら、ジャグリングとか…」

アルシオン「芸…? 芸ってなんのこと? ボクはサッカーしか知らないけど…」

『芸』という言葉へのこの反応にジョバンニは少なからず驚いた。
アルシオンは自分と同じ…親がおらず、人買いの手で芸人の一座に売られたりした経験などは無かった。
そこから逃げ出して、色々な苦節の紆余を経てこのクレモナに流れ着いたわけでは無かったのだ。

ジョバンニ「(意外だ…けど、ボクが勝手に勘違いしてただけか…。 でもそれじゃあ!?)
       あのさ、初めて会った時…凄い高さから飛び降りてたじゃない? あれって…」

アルシオン「飛び降りる…? あぁ、もしかして! バンビーノ、ボールを高く上げてくれない?
       センタリングを上げるつもりで…高すぎるくらいでいいんだ。」

頭を傾げるジョバンニの言葉に、アルシオンも少々ピンと来ていない様子であったが…
やがてハッと思い当たる事があったのか、ジョバンニに手伝いをお願いする指示を出した。
ジョバンニは何をするつもりなのか、怪訝に思いながら言われた通りにボールを蹴った。



0ch BBS 2007-01-24