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【迫りくる】キャプテンEDIT25【恋愛パート】


[315]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2011/02/25(金) 23:04:07 ID:???
大前(まあ、それを言ったらもっと冬の長い北海道の連中には『甘えるな!』って怒られそうだけどな。はあ……)

菱野「どうしたんですの、大前さん? 何か深刻そうなお顔ですわ」

そんな大前に声を掛けてきたのは、菱野である。

大前「ん……ああ、ごめんごめん。ちょっと冬場は練習がしにくいなあ、なんて思ってた」

菱野「そうですわね……他県のチームが気兼ねなく練習している間も、雪国では出来ることが限られてしまいますものね」

大前「そうなんだよなあ……ところでさ、俺って傍から見ていて分かるほど深刻そうな顔してた?
あんまり顔に出したつもりは無かった気がするんだけど……」

菱野「うふふっ。私、大前さんの事でしたら四六時中眺めていますもの。何か変わったことがあったら、すぐ分かっちゃいます」

大前「そ、そうなんだ……」

面と向かってそう言われると、やはり面映ゆいものを感じてしまう。
と、そこへ何かを思いついたように手を叩く菱野。

菱野「……そうですわ! 身体を動かすのに障りがあるのでしたら、この機会にイメージトレーニングなどしてみてはどうでしょう?」

大前「イメージトレーニング……ああ、一年の頃にもやった憶えがあるな。たしか地区大会の決勝で怪我をした時だっけ」

菱野「いかがです? 今日なら練習も早く終わって時間に余裕もおありですし、試しにやってみませんか?」

大前「ううん、そうだなあ――」

菱野「もし、室内でのフィジカルトレーニングを優先的になさりたいのなら、そちらでも補助はしますわよ?」


0ch BBS 2007-01-24