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銀河シュナイダー伝説4 〜岐路篇〜


[906]銀河シュナイダー伝説:2011/03/07(月) 21:14:16 ID:SQL5QxdI
シュナイダー「どうしたんだ?やはり1人では心細いか?」

シェリル「いえ。…少しだけ感動していたんです。世界にはこんなにも美しい世界があるのだと。
光と音楽に溢れた世界があるのだと………去年の私には思いも浮かばない世界です」

身元引受人になる処理の中、素行調査や過去の履歴等を調べているうちにシュナイダーは
彼女の生い立ちを知ることになった。それは貴族として生まれ真っ当な教育を受けた自分とは
根本的に異なる世界。常にひもじさと身の危険を背中にあわせた世界。生きることは喜びではなく、
ただただ死の恐怖、餓えから逃れるための手段でしかなかった。

そういう意味で彼女がストリートギャングになる道や、あの地下の情報屋のような怪しい雰囲気の
店に身をゆだねることにならず、歌一つで光の世界を目指そうと考えたのは幸いだろう。

だからこそ今再び思う。たとえ、自分は彼女の辛さを共有できないとしても、彼女がせめてそうありたい
と思う道を作ってあげようと。光にすら喜びを…そして恐らく畏怖をも覚えている彼女を救うことで
自身が貴族であるが故の特権を享受している事実を忘れさせようとしているのだけかもしれないとしても…


0ch BBS 2007-01-24