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【魔界の】幻想のポイズン50【軽業師】
[602]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To
:2011/04/14(木) 00:51:51 ID:???
幽香「靈夢に尼僧程度じゃ歯が立たないわよ、あいつは。 どんな優れた技術も動きも凌駕する、暴虐な力があるんだから」
神綺「えぇー、幽香が暴虐とか言うの? どんな化け物なのよ彼……」
アリス「……性格自体は温厚そのもののようなのだけれどね。 まぁ……彼のシュートは、夢子姉さんでも止められないでしょ」
夢子「……そうね。 5回に1度、弾ければいい方かしら……?」
魔界に所属をする者の多くは、魔理沙や霊夢こそが最大の障害だと考えていた。
事実、その認識も間違いではない。
魔理沙や霊夢も、トッププレイヤーの1人には間違いないのである。
だが、それ以上に警戒すべき選手が現れたというまで。
反町一樹のプレイ――というよりも、そのシュートを見て、魔界の者達は大いにうろたえるのだが……。
幽香「シュートを防ぐ防がないなんてまどろっこしい事を考えなくてもいいでしょ。
要は、潰せばいいだけよ」
アリス「潰すって……あんたねぇ……」
幽香「あら……だって、サッカーって……」
長い髪をかきあげ……眼光鋭く、フィールドで勝利の美酒に酔いしれる反町一樹を見やり、幽香は呟く。
一時は反町に味方をしていた、幻想郷でも最も危険とされる妖怪。
髪を伸ばしもんぺを履き、かつての残虐性、残忍性を取り戻した彼女のスタンスは、いつでも明快。
味方にはそれなりに優しく――しかし、敵には必要以上に厳しく。
幽香「ボール越しなら、殺したって構わないんでしょう?」
反町一樹の敵に回った彼女は、男なら誰もが見惚れてしまうような可憐な笑みを見せ……。
そして、聞いた者の誰もが青ざめるようなドスの利いた声でそう呟くのだった。
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0ch BBS 2007-01-24