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【魔界の】幻想のポイズン50【軽業師】
[651]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To
:2011/04/16(土) 02:10:25 ID:???
反町を越えるには、ファイナルスパーク程度では全然足りないと……魔理沙はそう自覚をしていた。
それが、反町にとっては意外に思えた。
あの魔理沙が、自身が反町に劣ると――そう自覚をしているとは到底思えなかったからである。
一瞬、やはりあれは魔理沙ではないのではないかと疑いながら、反町は魔理沙達の様子を再び見やり……。
一方で魅魔は、魔理沙の嘆願に特別驚く様子も無く……むしろ、予想をしていたかのように無表情を浮かべ……口を開くのだが……。
魅魔「無理だ」
魔理沙「えぇっ!?」
魅魔の口から放たれたのは、その魔理沙の願いを否定する言葉だった。
当然ながら、これには魔理沙も目を丸くして驚きつつ、どうしてと問いかけようとするが……。
魅魔はそれを手で制しながら、更に続ける。
魅魔「――まず、無理だ。 1つに、今からじゃ大会にはとても間に合わん。
大会まではもう3日しかない。 3日程度じゃ、技なんか身につかんだろうが」
魔理沙「うっ……」
そう、既に国際Jrユース大会は目と鼻の先までに迫っているのである。
今から必死に練習を繰り返したところで、たった3日では新技を覚える事は不可能に近い。
それは、誰よりも魔理沙自身が知っている。
魅魔「2つに……ファイナルスパーク以上の技を、私は教えられん。
あれ以上の技なんて、私は知らん。 無いもんを教えてくれと言われても無理だ」
単純にパワーだけを追求する技――マスタースパークを、更に鍛え上げたファイナルスパーク。
その鍛え上げた時点で、既にファイナルスパークは1つの技として完成をしていた。
故に、その威力を更に向上させるというのは土台無理な話である。
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0ch BBS 2007-01-24