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【魔界の】幻想のポイズン50【軽業師】
[654]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To
:2011/04/16(土) 02:14:37 ID:???
魔理沙「お願いだよ魅魔様……私、このままだとレギュラーからも落ちる……。
反町にも勝てない……リグルにだって抜かれちゃうよ……やだよ……」
魅魔「そもそもそんな状況になったのはお前がサッカーをサボってたからだろう!
お前みたいな凡骨は! 練習して、練習して、練習して練習して練習して! それでもまだ練習して!!
やっと二流に届くか届かないかってもんなんだ!
1日サボれば二流に落ち、3日サボれば三流だ! 反町やリグルっていう天才と争おうなんてんなら!
あいつらの何倍も、何十倍も、何百倍も練習して!
それでやっと肩を並べられる! やっと争える! やっと通用するってレベルなんだ!!
追いつかれ、追い抜かれ、そのままベンチに埋もれるのも自明の理だろう!!」
魔理沙「練習ならしたよ! 合宿が始まって、ずっとずっと……誰よりも練習したよ!!」
魅魔「それで足りるもんか! 私が消えてから毎日毎日やってはいなかったろう!」
魔理沙「無理だよ! 弾幕ごっこや魔法の研究……サッカーを毎日出来る訳ないじゃない!」
魅魔「なら仕方が無いだろう。 片手間で、二刀流で、両方を得られる程……お前は恵まれてはいないんだ!
どれかを取るなら、どれかは諦めなきゃならん!」
もはやいつものような男勝りな口調は取れ、過去のそれに戻ってきている魔理沙。
頬に水滴を流し、魅魔に対して泣き叫べば……やはり返ってくるのは魅魔の叱責の声。
もはや魔理沙には、返り咲く可能性というものなど残ってなどいない。
そういった意味を込めて吐かれる魅魔の言葉は……傍から聞いている反町すらも残酷だと思えるもので。
そして、魔理沙にとっては……正に死の宣告とも言えるような言葉であった。
魔理沙「そんな事……言わないでよ、魅魔様……。
練習してなかったのは謝るよ……なんだってするよ……だから、お願いだから……私に教えてよ……。
あいつらに負けたくない……惨めに負けたくないんだ……」
それでも、尚、魔理沙は魅魔に嘆願をした。
今の魔理沙に頼れるのは――素直に自身の本音を打ち明け、頼れるのは魅魔しかいない。
そして、魅魔ならば絶対に自分に味方をしてくれると、今もまだ信じていた。
しかし――やはり魅魔は頑なだった。
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0ch BBS 2007-01-24