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【魔界の】幻想のポイズン50【軽業師】


[705]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/04/18(月) 01:35:35 ID:???
しかし、靈夢はそんな霊夢の考えを把握しつつ……くすりと小さく微笑を浮かべると。
足元に転がっていたボールをリフティングし、口を開く。

靈夢「6−0は単純にチーム力の差ね。 あなたのチームは化け物が本当に多い。
   世界屈指のストライカーが3人に世界屈指のキーパー。
   二流ストライカーと三流キーパーしかいないウチが勝てる道理が無いでしょう」
霊夢「ハッ、傑作ね靈夢。 言い訳でもするつもり?」
靈夢「そうね、言い訳よ。 でも実際そうじゃない? 仮にあなたが私の立場だったら、今日の試合勝てた?」
霊夢「お生憎様。 そういう仮定の話は興味ないの。 要は結果が全てでしょ?
   あんたが負けて私が勝ったっていう結果がね」
靈夢「――ま、そう言うわよね。 私が貴女でもそう言ってたわ。
   ……じゃあ、少し遊んで証明してあげましょうか? 私が貴女より優れているという事を」
霊夢「……は?」

靈夢の言い訳を鼻で笑う霊夢。
そして、そんな霊夢を見ても尚、涼しい顔をしている靈夢。
博麗霊夢が、己が靈夢よりも優れていると思っていたのに対して……。
博麗靈夢は、己が霊夢よりも優れていると――確信を持っていた。
間違いなく一選手として、自分は霊夢よりも優れている……霊夢はまだまだ、自身の足元にすら及んでいない事に。

靈夢「さて……まずは簡単なところで……ま、こんなもんかしら?」

パシュッ

霊夢「(……反町の、メイア・ルア?)」

リフティングしていたボールを一旦地面に落とし、走りながらボールを前に蹴り出す靈夢。
その動きは、今日の試合反町が使っていたドリブル技――メイア・ルアそのものであり……。
キック精度も、反町のそれとは遜色が無い。もしもこの場に観客がいれば感嘆の息を吐いていただろうが……。
しかし、霊夢はまるで何も感じるものが無い様子でそのまま見つめていた。
人の技を自分の物にするのは、霊夢の十八番。反町のメイア・ルアも、霊夢はやろうと思えば出来るレベルの技なのだ。
故に、今更驚くこともなく……むしろその程度で何を自慢しているのかと思わず噴出す。


0ch BBS 2007-01-24