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【魔界の】幻想のポイズン50【軽業師】
[707]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To
:2011/04/18(月) 01:37:55 ID:???
涼しい顔をしながら蹴り抜いた靈夢は……そのままボールの行方を見る事なく、地面に着地するや否や。
即座に逆走をしてPA内を離れ出す。
それと同時――靈夢の放ったライトニングリグルキックはゴールバーに直撃し……。
靈夢の元へと、ピタリと戻ってきた。
そして、それを持った瞬間……靈夢は再び振り向きざま、シュートに向かう。
靈夢「……これが、オータムドライブ」
ドゴォッ! ギュルルルルルルルッ!! カァンンッ!!
次に放ったのは、幻想郷が誇る天才ストライカー――反町の必殺技、オータムドライブ。
普通のドライブシュートと殆ど違いが無いように思えるそのシュートだが……。
しかし、実際にはシュートコントロールが上手い反町だからこそ出来る。
集中し、狙いを定め、正確にゴールを射抜こうとする行為を上乗せする分、普通のドライブシュート以上の威力を秘めている。
つまり、シュートコントロールが上手い反町にしか出来ない、特別なドライブシュートなのだ。
だが――靈夢は、それすらも真似をした。
天賦の才と弛まぬ努力、どちらもあったからこそ極限までに昇華された反町のシュートコントロールと――。
まるで努力をした事の無い稀代の天才のシュートコントロールがほぼ同等だったからこそ出来た芸当。
そして――。
靈夢「最後に……ファイナルスパーク!」
霊夢「!!!」
バゴッ……ギュオオオオオオオオオオオオオオオオンッ!! バシュウッ!! パァンッ!
最後に靈夢が放ったそれは――反町さえも撃つ事が出来ない、極大のパワーシュート。
テクニックを得る事が出来ないからと、極限まで力技を鍛え上げ。
通常のボールの何倍もの重さのブラックボールをけり続ける事で、ようやくにも会得をした魔理沙の必殺技。
しかし、そのシュート――ファイナルスパークもまた、即座に靈夢によって模倣をされていた。
ボールを蹴る時に漏れる閃光、ボールを蹴った後に出る轟音、そして、ゴールネットを射抜く快音。
その全てが魔理沙のそれと同様――否、基礎的なシュート力が高い分。
それ以上の威力へと昇華されたものとなっていたのだった。
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0ch BBS 2007-01-24