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【魔界の】幻想のポイズン50【軽業師】


[747]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/04/20(水) 23:57:50 ID:???
前途した者達の中には、努力によってその力を手に入れた者もいる。
というよりも、大半が努力によってその力を手に入れた者達だ。
しかし――才能があったからこそ、努力によってその力が開花をしたのは事実。
だが、霧雨魔理沙には、いくら努力をしても開花するような才能というものは1つも無かった。
それでも頑張れば、必ず霊夢たちと対等な立場で戦い――勝つ事だって出来る。
今まではそう信じていたし、そう思っていたからこそ戦ってこれていた。
だが、それも――魅魔に教える事も無いと、暗に伸びしろというものが無いと言われ。
靈夢のあまりにも凄まじすぎる才能を見ては、完全に闘志というものが消え失せてしまっていた。

魔理沙「そうだよな……よくよく考えてみれば、私があいつらと対等に戦えるなんて考えていた事自体が間違いだ……」

消えかかった声で、そう呟く魔理沙。

魔理沙「咲夜は元々は外の世界にいたらしい、言ってみれば幻想郷じゃそれだけで特別な人間。
    早苗はそれに加えて外の世界の偉い巫女さん。
    妖夢だって半人半霊……小さい頃は凄い剣豪の爺さんに指南を受けてたんだ。
    今は私の方が強くても、これからどんどん伸びるのは違いない。
    霊夢に至っては、博麗の巫女……次元が違いすぎる」

自身の友人達の名をぽつぽつと出して、乾いた笑い声を出す。
それに対して、自分は果たして特別な人間だろうが――答えは、否。
魔法も生まれながらにして使えるのではなく、あくまで魅魔に教わったものと研究によって使えるのみ。
しかも、普通に使う事などは出来ず――魔法の森にあるキノコを使ってでなくては魔法を駆使する事は出来ない。
生まれは人里ではそれなりに有名な大商店であり、それは一種特別とも思えたが――それもあくまで人の世ではの話。
博麗の巫女として生まれた霊夢に比べれば――そして、それ以外の者達に比較をしてもあまりにも平凡な出生だった。


0ch BBS 2007-01-24