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【魔界の】幻想のポイズン50【軽業師】


[998]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/04/30(土) 22:34:43 ID:???
>>997 しかしそれは私のおいなりさんだ。

さて、いつまでもスレを残しておくのもアレなのでちょっとした埋めネタを……。
もしも幻想のポイズンが終わったら書きたいなぁと思う外伝のプロローグみたいなものです。


リオカップ決勝戦、翼率いるサンパウロに大敗を喫した森崎有三は。
一路ジャパンカップへと参加する為に、3年ぶりとなる故郷への凱旋を果たそうとしていた。
しかし、その前日――荷造りを終えた森崎の元に日本にいた時の舎弟、骨川から電話が飛び込む。
骨川の突然の電話に驚く森崎だったが、その骨川から聞かされた話を聞いた森崎は更に目を丸くする事になるのだった。

森崎「なにィ!? 日本の国会でスポーツ平和党が議席を独占しただって!?」
骨川『そうなんです、キャプテン! その結果、日本の法律は意味をなくしてしまいました!
   ありとあらゆる事象は、サッカーで解決をする事になってしまったんです!』

この所、日本では飛ぶ鳥を落とす勢いで急成長を続けていた政党――スポーツ平和党。
この党が政界を支配した今、日本の法律は大きく変わった。
即ち、「スポーツで勝った方が正義」「金が欲しけりゃスポーツで勝て」という意味わからん国になってしまったのである。
そして、その勝敗を決する競技に森崎達のするサッカーが選ばれた。
サッカーをしてきた森崎達が、日本全土を文字通り牛耳れる状況になったのである。

森崎「なるほどなぁ……つまり、サッカーを使って日本を支配できるって訳か」
骨川『そうです。 金を得るのもサッカー。 権力を得るにもサッカー。
   サッカーで強い者が、即ち全てにおいての勝者なんです。
   キャプテン、早く日本に帰って来てください!』
森崎「帰らいでか! くっくっく、愚民どもが俺に平伏す姿が目に浮かぶぜ!」

こうして森崎有三は早速日本へと帰国した。
サッカーチームのキャプテンどころか、日本という1つの大国の王になる事を夢見て。
しかし、当然ながらそのような事を考えていたのは彼だけではない。


0ch BBS 2007-01-24