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1- レス

【再び】キャプテン森崎41【世界へ……!】


[329]2 ◆vD5srW.8hU :2011/03/21(月) 01:01:38.79 ID:+RB3Bm+f
翼はボールを拾いあげ、唾を拭きながらエスパダス達に問いかけを行った。
そして罵倒と嘲笑が返ってくると、汚いものを見るかの様な目を向けた。

翼「どうやら同情の余地は無い様だな…お前たちが大嫌いな金満日本人に惨めに敗れ去るがいいさ」

エスパダス「お前らが出来る訳ねえだろ!貧しさと言うパワーがお前ら豚どもに敗れる物か!」

シュナイダー「…井の中の蛙だな」

エスパダス「なにィ!」
省15

[330]2 ◆vD5srW.8hU :2011/03/21(月) 01:01:52.78 ID:+RB3Bm+f
シュナイダーも心底不快そうに悪態をつき、事態はいよいよ暴力沙汰になりそうな雰囲気になる。
だがここでエスパーニャが割り込んだ事で事態は収拾に向かった。

エスパダス「ジャマするな、エスパーニャ!」

エスパーニャ「アホ!記者や警備員たちがこっち見てるぞ、ビッグクラブ行きをフイにしていいのか!」

日向「そうだな〜。かたや優勝候補な上、統一記念で世界中から祝福されているドイツ。 省21

[331]2 ◆vD5srW.8hU :2011/03/21(月) 01:02:06.03 ID:+RB3Bm+f
エスパーニャ「いや〜すまんな、汚い貧乏人達の逆恨みだと思って見逃してやってくれ」

シュナイダー「チームメイトに対して随分な言い様だな?」

エスパーニャ「俺は孤立してるんだよ。チームで唯一富裕層出身だからな。
コネでスペインのクラブにスカウトされて以来、より一層爪弾き者にされちまったんだ」

森崎「スペインのクラブ?おい、確かエスパーニャってスペイン語でスペインの事だよな?」
省18

[332]2 ◆vD5srW.8hU :2011/03/21(月) 01:02:17.89 ID:+RB3Bm+f
エスパーニャ「とにかく、今回の事は無かった事にしてくれると助かる。スキャンダルは勘弁だからな」

森崎「それは俺たちもそうだが…自分の所を何とかしようって気はないのかよ」

エスパーニャ「無理無理。他の国ではどうだか知らんが、これは数少ない裕福なメキシコ人として
俺が学んだ人生学。貧乏人にとって金持ちは存在そのものが罪であり、
金持ちにとって貧乏人は存在そのものが害なのさ。分かり合えるモンじゃないぜ。そんじゃな!」

タタタタタ…
省16

[333]2 ◆vD5srW.8hU :2011/03/21(月) 01:03:08.25 ID:+RB3Bm+f
今日はこれだけです。また明日お会いしましょう。

[334]2 ◆vD5srW.8hU :2011/03/21(月) 13:58:27.78 ID:+RB3Bm+f
森崎「(メキシコの連中があそこまで因縁を吹っかけてくるとはな…こりゃ試合で
コテンパンにしてやらないとこっちが良い恥さらしだ。さて、もう一箇所位回れそうだがどうしようかな?)」

A グループAの様子を見に行く。
B グループBの様子を見に行く。
C グループCの様子を見に行く。
D このままグループDで会話をする。

      capmoriにて 省13

[335]2 ◆vD5srW.8hU :2011/03/22(火) 17:32:46.39 ID:K4zqxV5t
>A グループAの様子を見に行く。

森崎「(そうだ、折角だからパルメイラスの連中の顔でも見に行くか)」

ゾロゾロゾロ…

森崎「…って何でお前ら人の後をついてくるんだよ!」

翼「サンパウロの皆に会おうと思っただけだ!お前とは関係ないよ」

三杉「僕のお目当てはブラジルじゃなくてオランダさ」

松山「偶然タイミングが重なっただけだって…」
省14

[336]2 ◆vD5srW.8hU :2011/03/22(火) 17:32:56.62 ID:K4zqxV5t
ブラジルメンバー『……………』

オランダメンバー『……………』

翼「あれ?」

三杉「何か様子が変だな」

松山「何だ、この雰囲気?」

火花を散らすか、笑顔で毒を吐きあっているか、それとも友好的に挨拶をしているか。
何らかの形で接触していると思われたグループAの二強、ブラジルとオランダの選手たちが
一塊になりながらも何故か黙りこくっていたのである。実に楽しくなさそうな表情で。

森崎「…あ。原因はアレか」

[337]2 ◆vD5srW.8hU :2011/03/22(火) 17:33:09.37 ID:K4zqxV5t



ミハエル「ふ〜む、これは…7点でしょうかね、それとも8点…」



肖「ああ、竜が一杯…選り取り見取りの桃源郷だ…ウヘヘヘヘヘ」



一方ではミハエル。もう一方では肖。この二人が逆方向から舌なめずりをしそうな表情で
ブラジルとオランダの選手たちをためつすがめつ鑑賞していたのである。

翼「な、何なんだ?あの二人は」

松山「えーっと…説明が難しいな…」
省2

[338]2 ◆vD5srW.8hU :2011/03/22(火) 17:33:22.98 ID:K4zqxV5t
ネイ「よ、ようモリサキ!久しぶり!」

森崎「…おう、お前らも大変だな。アメリカと中国なんかと一緒になっちまって…」

トニーニョ「…別に良い。遠巻きに見ているだけで害は無いのだから」

キーガン「なあ、あいつらって二人とも…その、なのか?」

森崎「知らん。詳しく知りたくない」

ゲレーロ「だろうな」

オルヘス「君子危うきに近寄らずって奴か…」
省10

[339]2 ◆vD5srW.8hU :2011/03/22(火) 17:33:36.74 ID:K4zqxV5t
アマラウ「よう!大分マシな表情になっているじゃないか」

ドトール「以前程ストレスの塊ではない様だな」

翼「うん。もう大丈夫だ」

マウリシオ「そりゃまたケッコー。今は敵同士だけど、スランプのまま消えられたりしたら流石に寝覚めが悪いしね」

翼「有難う………ん?」

森崎「あれ?」

コインブラ「……………」

だが和やかな雰囲気は長く続かなかった。森崎と翼を交互に無遠慮に凝視するコインブラの視線があったからだ。


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0ch BBS 2007-01-24