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【再び】キャプテン森崎41【世界へ……!】
[693]2 ◆vD5srW.8hU
:2011/05/15(日) 15:41:51.42 ID:hxruLw+v
>B 「もっと便利な忍術は覚えていないのか?」
森崎は何か新技のヒントになる様な忍術でもないかと聞いてみた。
しかし中里は浮かない表情で首を振るばかりだった。
中里「残念ながら、サッカーに応用出来る忍術は限られているでゴザル」
森崎「そうなのか?」
中里「忍術とは道具、もしくは周りの地形を利用するものが多い。また手を使わずに出来る物も限られているナリ。
道具の持ち込みがご法度で、地形も芝生に限られているサッカーでは体術ぐらいしか応用出来んでゴザル」
森崎「…その理屈は分かる。だがそこで諦めていたら結局何も解決しねーぞ」
中里「耳に痛き言葉なれど、拙者も幾度も痛感している。それでも妙案が浮かばぬ」
中里自身既に苦悩を繰り返したのであろう、悩みに対する解決策は簡単にみつかりそうもなかった。
そもそも応用出来る様な便利な忍術があればとっくに実用化を試みているだろう。
森崎「これが合宿だったら特訓をつけてやらない事もないんだが、今は練習が勝手に出来ない
大会の最中だ。お前自身でなんとか出来ないんだったら、お前はそれまでだったって事だ」
中里「うぬ………」
結局この日の中里との会話は彼の焦りを確認するだけで終わった。
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