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1- レス

【再び】キャプテン森崎41【世界へ……!】


[73]2 ◆vD5srW.8hU :2011/03/06(日) 23:48:01.64 ID:ymJEyV3k
日向「フ…フハハハ…ざまあ、見やがれ…」

若林「…ぐっ…!!」

次藤「ガハッ…だごんされてしまったばい…」

石崎「ううっ、いてえよ…」

高杉「ぐぐ…そ、そんな…」

早田「(なんてこった!肝心な所でやらかしちまった…)」

この時流石の日向も疲労困憊なのは隠せず、膝に手をつけないと立っていられない程だった。
だがそれでも彼は立って笑っていた。地面に無残に倒れている者達を見下す為に。
省7

[74]2 ◆vD5srW.8hU :2011/03/06(日) 23:48:17.16 ID:ymJEyV3k
松山「山森!おい、山森!」

山森「…つぅう…」

赤チームメンバー「ん?なんだなんだ?」「えっ、まさかケガか?」

一方赤チームもやっとの思いで奪った逆転ゴールを祝福するムードにはなれなかった。
理由は二つある。まずは山森が負傷していた事が発覚した事。

ヨロッ…

翼「ハァ、ハァ…」

石崎「つ、翼…」

そしてもう一つは息も絶え絶えな翼がふらつきながらボールを拾い、センターサークルに向かっていた事だった。

[75]2 ◆vD5srW.8hU :2011/03/06(日) 23:48:38.01 ID:ymJEyV3k
ピィッ!

翼「!?」

見上「いったん時計を止める!山森、速やかに住友コーチから治療を受けてこい!」

山森「は、はい」

だが試合はすぐには再開されなかった。山森の治療の為に中断されたのだ。
勿論その分はロスタイムに加算される。これを幸と見るか不幸と見るかはどちら側にとっても微妙だろう。

三杉「治療か…この時間を利用しない手はない」

中山「それはそうだが、森崎が…」

赤井「森崎さん、まだ出来そうですか?」

[76]2 ◆vD5srW.8hU :2011/03/06(日) 23:48:54.41 ID:ymJEyV3k
森崎「…心配すんな。まだワンプレイ位は出来る」

中里「ワンプレイ、でゴザルか…」

井沢「いっその事、もう若島津とGKを交代するってのは…」

若島津「やめておいた方が良い。ディフェンダーが一人減る換算になるぞ」

滝「そっか…森崎、守備は苦手だもんな」

早速両軍はそれぞれの陣内に集まり、臨時の作戦会議を開いた。
赤チームの議題は勿論、ロスタイムも含めた最後の数分間をどう凌ぐかである。
省8

[77]2 ◆vD5srW.8hU :2011/03/06(日) 23:49:11.45 ID:ymJEyV3k
森崎「それを踏まえて、タイムアップまで粘るには…」

A 「高い位置で止めろ。そしてそのままタイムアップまでボールキープだ」
B 「低すぎず高すぎない位置を維持しろ。こういう時こそ普段通りだ」
C 「思いっきり下がれ。少しでも時間を稼ぎ、かつ守りを厚くするんだ」

      capmoriにて
            ☆2011/3/7 00:15:00☆ から投票期間を設けます。 省9

[78]2 ◆vD5srW.8hU :2011/03/07(月) 00:54:21.70 ID:sOiVnFOc
時間が切れてしまいましたね…今夜はここまで。
また明日お会いしましょう。

[79]2 ◆vD5srW.8hU :2011/03/07(月) 13:16:02.70 ID:sOiVnFOc
>C 「思いっきり下がれ。少しでも時間を稼ぎ、かつ守りを厚くするんだ」

中山「裏を取られるリスクは無くしておこうと言う事か。分かった」

赤井「了解ッス!」

松山「後数分間、なんとしても耐え切ろう!」

森崎「ホントにしっかりしろよ、お前ら。ここでまた点を取られたら笑い話にもならないぞ」



赤チームの作戦は「立てこもって逃げ切り」になった。では白チームはどうしていたのか?

岬「翼くん」
省5

[80]2 ◆vD5srW.8hU :2011/03/07(月) 13:17:58.08 ID:sOiVnFOc
白チームでは岬が積極的に発言し、作戦を主導していた。
普段は大人しい岬がここぞと言う時に発言すると誰もが注目する物である。

葵「そ、それはどういう事なんですか?」

岬「聞いての通りだよ。今の翼くんがボールを運ぼうとしても取られる危険性が高い。
だけどこのチームだと積極的に上がれるDFは早田くんだけだ。そのフォローを誰かがやってくれないと」

次藤「ふむ。理にかなっちょるのう」

翼「…だけど…」
省6

[81]2 ◆vD5srW.8hU :2011/03/07(月) 13:18:16.46 ID:sOiVnFOc
早田「俺が上がるのは元からそのつもりだったから良いけどよ、肝心の点を取るのはどうするんだ?」

石崎「シュートチャンスはあっても1、2回位じゃないか…?」

高杉「しかも向こうは絶対守りを固めてくる。多分、ブロックの人数も多くなるんじゃ…」

岬「…向こうの戦術によるね。高めにプレスをしてくるなら速攻で裏を取って一発を狙うのが得策。
低く立て篭もってきたら丁寧に組み立てて、ねじこみ要員を確保した上で撃つのがベストだと思う」
省13

[82]2 ◆vD5srW.8hU :2011/03/07(月) 13:18:35.82 ID:sOiVnFOc
こうして。

ピィイイイイッ!

森崎対翼の最後になるかも知れない数分間がキックオフされた。

ダダッ!

日向「さっさと諦めちまえってんだ」

葵「日向さん…!(足が目に見える程痙攣しているのに、お構いなしに走っている!)」

井沢「もうすぐロスタイムだぜ!」

山森「後少し…(耐えてみせるぞ!)」

岬「(やっぱり僕と葵は使えなくなるか)」

滝「もう何もさせないぜ」


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