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【ゆかりん】キャプテン松山26【参戦か】


[483]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2011/04/03(日) 22:02:16 ID:???

実況「ふ、ふ! 防いだァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!
    GKである筈の、古明地さとり選手が放ったまさかの大技!!!
    それすらも、松山チームのGK伊吹萃香の鉄拳が跳ね返したぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!
    一体どうすればこのGKから得点できるんだァ!!!?」

観客「す、凄ぇ……どっちもマジ凄ぇ!!」「おいおい……っ前の試合であの外来人に点取られてなかったか!?」
   「そ、そうだ! 最後にあわや決勝点ってとこだった……」「あのGKと五分にやるとかどんだけだよ……!?」

客席からでも、破壊力がありありと見てとれたさとりのファイヤーショットと、萃香のセービング対決。
後半開始早々からの大勝負に、観客達の熱狂と目の色が興奮、加熱し加速する。
その中、萃香の強烈なクリアボールは、焦げた匂いをさせながら中盤まで折り返される。
ほとんどが吹き飛ばされた松山チームの中盤は総崩れに近く、こいし達が再攻撃の為素早く確保しようと動く。

お燐「ま、だまだ! あっちは全員倒れてて、今なら鬼にすんなりラストパス通る……!?」
紫「やれやれ色んな意味でお熱いことで。 客席で熱狂にあてられるよりは、やっぱり参加しといて良かったわ」

すんなり確保できると動いた地霊殿の中盤……それを嘲笑うかのように、鈴を転がす声が降ってきた。
傘を広げた……この世の者とは思えない胡散臭い美貌の少女が、優雅に空中をたゆたいながらボールを横取りする。
そしてあくまで優雅に、洗練された動きで、紫は茫然自失なさとりの真横にタンッと降り立った。

さとり「……」
紫「あら……もう折れちゃった? ま、いいわ。 ところで貴女面白いご高説を述べてたわね?」

紫はいつも笑顔だが、さとりに向けるのは、弱った獲物を弄ぶような、猫科の動物を連想させるような笑顔だった。

紫「距離減衰がないシュート……随分得意げに言ってたけど、それ、幻想郷の上の方では珍しくもないのよ?
  別に私が参加したのは、ツンツンどんな気持ち?したいとか、除け者にされて寂しかったとかそういうんじゃないの本当よ?
  松山君も貴女もよく見ておきなさい。 これから貴方達が参加する大会のレベルというものを」

ボールから、ふわっと無重力バックステップし……紫はお返し再現とばかりに、中央からシュート体勢に入る。



0ch BBS 2007-01-24