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【ゆかりん】キャプテン松山26【参戦か】


[515]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2011/04/04(月) 22:31:48 ID:???

紫「歓喜に浸ってピッチの中央で信頼を叫んでるところに悪いんですが」
松山「ぶっ!? な、何だ紫さんかよ……っ!?」
紫「なんっか得点したのに、除け者にされてるみたいね……。
  松山君、貴方、対象によって接し方を変えたりしすぎると余計な火傷を招くわよ?」
松山「うぐっ……」

いつの間にやら、(といってもシュートを撃った地点が間近な為、距離は離れていなかった) 紫が忍び寄っていた。
紫は、色々と気分を台無しにされた気がしてる松山の全身を遠慮なく見回す。

紫「……『使ってないのね』。 代わりに……特殊な疲労抑制法を使用してるみたいね?」

妙なことを言われるが、松山には思い当たる節がありすぐ理解する。

松山「(……? もしかして【ワイルドイーグル】と【スタミナ∞】のことを言ってるのか?)」
紫「ふぅ〜、む。
  能力を与えてから、松山君にどれだけ馴染んだかと、定着度合いを計りたかったのだけれど……」

その言い方は、まるで……実験動物を上から俯瞰するような研究者の物言いに近く感じた。

紫「一つ提案なのだけれど。
  もうこの試合は決したと言っていいでしょう?
  松山君も、運動量の多いボランチとして時間を潰すよりも。
  残る時間は……折れかけでも、覚妖怪とぶつかったほうが得るものが多い筈よ」
松山「それは、つまり俺に【ワイルドイーグル】を使って攻め上がれって……命令ですか?」
紫「違うわ。 純粋なギブアンドテイクの要求よ。
  三点目を決めた働きに、キャプテンとして応えてほしいの。
  ねぇ……、恥ずかしい思いをしてまで手の内をさらしたご褒美……いただけないかしら……?」

何とも器用に、つま先を浮かせ上目遣いになった紫は、目元までがウルウルと潤んでいる。
その色香を前に、松山は意識できないまま生唾を飲み込んでしまい、その音で強烈な羞恥と同時に自分を取り戻す。



0ch BBS 2007-01-24