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【ゆかりん】キャプテン松山26【参戦か】
[661]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw
:2011/04/09(土) 00:42:29 ID:???
何重ものセキュリティー、底なし沼から扉の鍵を掬い取るような作業から始めて、さとりは『そこ』まで踏み込んだ
そこに眠っていたのは、松山が物心つく前……サッカーを始める原動力となった本人すら忘れた記憶だった。
祖父のお使いに出された帰り道、街頭に設置されたカラーテレビで偶然見た、雪中のサッカー試合のワンシーン。
遠い異国で行われる〜後に知るソビエト連邦リーグで、日本では碌に目向きもされてないような試合だった。
そこで見る。 アッシュブロンドの精悍な顔つきの男が、逆転を賭けて無謀を承知で放ったロングシュートを。
北海道を越える悪環境、途方もない距離、何人ものブロッカー、屈強なゴールキーパー。
全てものともせず、最後に屈んで体ごと低い弾道のシュートを押さえつけようとしたキーパーを跳ね飛ばし……。
浮き上がり、ゴールネットを突き破る姿は、まさに雪空を雄雄しく気高く舞う荒鷲の如し。
歓喜の輪に包まれる一人のサッカー選手の姿を、松山は熱に浮かされたような顔をして見ていた。
さとり『この選手が撃った一本のシュートが……松山さんが数あるスポーツの中からサッカーを志した原初の理由!
全容も全て―――――写し取りました……!』
光が止み、松山は……白昼夢を見たばかりのような、焦点の定まらない瞳でいたがすぐに気を取り直す。
黙って立ち去る松山。 その後を……さとりは決然とした面で、揺るがない足取りで追い歩いた。
実況「さぁもはや勝敗自体を覆すことはできないでしょうが、地霊殿の粘りに期待し……?
お、お、!? これは……なんとさとり選手、再びゴール前を大きく離れてセンターサークルへ移動した!
これはまさか……3失点目の原因となったキックオフシュートを再び繰り返すつもりなのかーーーー!!?」
観客「な、おいおいー!?」「ふざけてんのか!? 力勝負で完敗したのが上手くいくわきゃねえだろうがー!!」
「流石のさとりファンでもそれはないわ」「にわかは黙ってろ!きっと深い考えがあるんだそうに違いない!」
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0ch BBS 2007-01-24