【ゆかりん】キャプテン松山26【参戦か】

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[706]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw ：2011/04/10(日) 18:09:03 ID:???

シュナイダーのファイヤーショット、日向のネオタイガーを見た時。ミューラーに軽々とキャッチされた時。
シュート、パス、ドリブル、守備能力を全て兼ね備えた完璧なオールラウンダーにはなりようがないと知らされた。
チームとしての勝利は譲る気はなくても、個人として翼や日向のようにはなれないと、諦めるより他なかった。

松山「(得点能力の一点で劣る俺には、きっと……いつか……翼や日向より、ミューラーより明確な壁が現れる。
　　　漠然と感じていたのに……！こんなことが起こるなんて……！)」

一回転して放つシュートの真価は、威力よりも、高低の浮き球、ミドル、ロングで撃てる広い応用性にある。
だが状況を選ばず撃つには、浮き球能力の他にも、類稀なシュートセンスが必要になる。
いくら発想があっても、それだけでセンスの無さを埋めることはできない。
松山のシュートに革新は訪れない。ただただ重ねた年月と追求による重みをボールに与えることしかできないと。

松山「(結局、俺が思い描いたのとは大きく落差のある劣化版しか身につかないと思った……この瞬間までは！)」

さとりが撃った瞬間、ファイヤーショットの時には西ドイツの皇帝の姿が重なった。
だが、さっきのシュートにおいては、憧憬の果てにいた選手にも見えたが、自分の姿と重なった。

松山「(新しい可能性が開けた瞬間というのは、こういう時を言うのか……！
　　　紫さんに【ワイルドイーグル】をもたらされた時とは違う……俺の、俺だけの武器ができる……！)
　　　 ……って、ゴールされたのに、喜んでばかりもいられないか」

ネットの修繕と、見ればボールが破裂したようで、再開まで僅かに時間の猶予があるようだった。

松山「失点したばかり……逆転はさせるつもりはないが、何か変えておくべきか？」

前次写

0ch BBS 2007-01-24