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【ゆかりん】キャプテン松山26【参戦か】


[828]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2011/04/17(日) 01:06:35 ID:???

G いつかでいいから一緒のチームで戦いたい、と言って手を握り返す


松山「そうか……わかった。
    勇儀さんがサッカーを続けるんなら、そう遠くない未来でまた試合することになるな。
    けど……一つ俺からいいか?」
勇儀「何だい?」
松山「答えもいらないし、欲張りな俺のたわごとと聞き流したっていい。
   いつかでいいから俺は――勇儀さんと一緒のチームで戦いたい!」

ガシッ!
勇儀に掴まれるままだった手を力を込めて握り返す。 一緒に本心まで伝わるようにと。

勇儀「っほ、本気で言ってんのかいそりゃあ……」
松山「こんなときに、まして萃香さんや勇儀さん……鬼に嘘吐く筈がないだろ!?」
勇儀「……」

しばらく視線を交わしながら……
勇儀は、いつの間にか綻んでいた口を空いてた方の手で押さえると、するりと握手を解いた。

勇儀「ほんと万華鏡みたいにわけわかんない坊主だね……その言葉に頷き返すことはできない」
松山「そうか……いや、そうだよな」
勇儀「だけど鬼の好むことや、不文律は知ってるだろう?
    機会が巡る日を待つとするさ。 その時までくたばったり辿りつけなかったなんて承知しないからね」

積もった雪が、暖かな日差しに雪解けを迎えるように。
鬱積した気持ちを解消し合った松山と勇儀は、こうして地底での最後の会話を終え、別の道へと進んでいった。

筈だったが――――



0ch BBS 2007-01-24