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【ゆかりん】キャプテン松山26【参戦か】


[957]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2011/04/26(火) 05:30:19 ID:???

流されるまま追体験を重ねるだけ。 夢と朧げにしか認識できないから夢な筈が、急速に形を得ていく。
気付くと、さとりに誘われた精神世界と酷似した空間に、松山は立っていた。

松山『俺は……そうだ、教室居辛くてパンを買う理由をつけて外へ、そして……い、いや!?』

クリアーになった思考は、今の記憶がとっくに通ってきた過去のものだと松山に気付かせる。
過去の思い出が再生される夢の世界。 本来松山だけの世界に、何者かの気配がすることにも気付く。
それが誰かと目を凝らして見ても細部はぼやけて見えないが、随分と……身長に差のあるちぐはぐな二人組だった

松山『な、何だあんた達……いや……知ってる? 俺はあんたら知ってるような……』
???『無理に理解しようとしなくていいわ。私達は……お告げ……啓示しにきただけ』
???『松山君さ。外の世界で辛い思いを味わってきた君に言うべきじゃないかもしれない。
   でもね。 君は幻想郷の住人と――仲よくなりすぎちゃいけないと思うよ。
   早苗とも……だしさ。 それにスキマ妖怪は……あいつは所詮松山君を巫女の……にしか考……頂……は』

声が遠くなる。
それが自分が夢から覚める為と判り……現実に引き戻される感覚がとめどなく、二人組と距離を隔ててしまう。
声を聞き取れないもどかしさから手を伸ばそうとしても、距離は開くばかりで、やがて浮遊感が松山を包む。

松山『早苗? 東風谷さんのことか……!? じゃああんた達は……いやそれよりスキマ妖怪と巫女って……』
???『ごめんね。 ここで話したことは綺麗さっぱり君は忘れるの』
???『私らが関与できるのはこれでおしまいよ。 後は君の決断が、君だけの絵を描いていくと心しておいて』

そこで二人組のいる地点から光が爆発し、殺到し、松山の視界も自分の姿までも瞬く間に覆い尽くしてしまう。

松山『待――』



0ch BBS 2007-01-24