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【ボクは】キャプテン平凡【翼太郎】


[19]キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/03/08(火) 22:15:23 ID:???
若林「俺は甘かった……」
まだはしゃぐイレブンを無視し、若林が呟く。
若林「俺にはまだ油断があったのかもしれん……自分は日本一のキーパーだ、俺から点を取れる奴な
んか一人もいない、そんな奢りが……凡太に易々とシュートを打たせてしまった」
修哲CB奥「キャプテン……?」
若林「それにもしかしたら、まだアキちゃんのことが心のどこかに残っていたのかもな……この試合
に勝ったら振り向いてくれる、この試合に勝ったら翼でなく俺を……そんな甘い夢を……ふっ、馬鹿な
男だ」
修哲MF左「そ、それは仕方ないですよ。俺らみんな「彼女居ない歴=年齢」ですし……」
若林「だがっ……」
つまらんつっこみを入れた修哲MF左を無視し、若林は続ける。
若林「俺は、全国優勝のプライドも捨てる、甘い未来も捨てる。お前達……」
そこで初めて若林はイレブンの顔を見渡し、一人一人をしっかりと見据える。
若林「この試合に勝てば全国大会だ……だが、俺は明日の勝利はいらねぇ。
 この試合に全身全霊を注ぎ込む……付き合ってくれるか?」
そして若林は深々と修哲イレブンに頭を下げる。
修哲MF右「キャ、キャプテン……」
修哲SB右「そこまでこの試合に……」
一度も人に頭を下げたことのない若林が、たった一試合の勝利の為に修哲イレブンに頭を下げる。
その意味の重さ。長年共に戦い続けた修哲イレブンの心に、若林の決意は鋭く突き立った。
修哲CB前「か、勝ちましょうキャプテン!この試合、何としても!」
修哲MF1「水くせえぞ若林!俺達は長年のチームメイトじゃないか。生きるも死ぬも一緒だぜ!」
修哲CB奥「今まで俺達がお前に頼ってきたんだ。この試合、幾らでも俺達を頼ってくれ」
修哲SB左「そうさ!今度は俺達がキャプテンを助けるんだ」
修哲FW右「ああ!」
口々に賛同の声を上げる修哲イレブン。
若林「すまんみんな……頼む」
若林の元一丸となった修哲イレブン。南葛との最後の決戦、20分間の死闘が始まる。

キスーギ「まあ俺は関係ないけどね、自分が目立てば」


0ch BBS 2007-01-24