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【ボクは】キャプテン平凡【翼太郎】


[328]キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/03/21(月) 13:18:26 ID:???
???「若林、お前がここにいるのは私の仕業ではないが、私は親切にもお前を救いに来たのだ。
 もう少し感謝してもいいと思うがの?」
若林「感謝だと〜……馬鹿も休み休み言え!」
???「お前が……」
ふっと、見えぬはずの姿が、若林の足下を指さした様な気がした。
???「混沌に溶けることを望まぬのであれば……」
若林「なんじゃこりゃあ!?」
そして若林が叫ぶ。
凡太「わ、若林……!?」
同様に凡太も叫び声を上げた。見るとあろう事か、若林の身体が足下から暗闇に溶けてゆく!
若林「じょ、冗談じゃ似ないぜ!なんなんだ一体!?」
凡太「おい!これはどういう事だ!」
声に詰め寄る凡太。だが声は、少しも慌てず答える。
???「世界の海……混沌の海原を渡れる者は選択者だけだ。それ以外の者がここを渡ろうとすれば、
 混沌に溶け太極に帰る……」
若林「で、電波過ぎる!そんな電波な理由死ぬのは嫌だ!」
???「死ではない。混沌に溶けるだけだ」
凡太「そんな意味の分からない理屈はいい!若林を何とかしてくれ!」
ますます薄くなって行く若林の身体に、凡太は切迫した叫びを声にぶつける。
???「落ち着け。言ったであろう、救いに来たのだと……」
そう言うと、声はまた見えぬ指で若林を指し示す。

     ヴンッ……

若林「な、何だ!?」
すると、若林の身体が光に包まれる。
凡太「この光は……!?」
???「恐れるな……」


0ch BBS 2007-01-24