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【ボクは】キャプテン平凡【翼太郎】


[356]キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/03/23(水) 18:58:25 ID:???
凡太「ヒカル……さんが、僕を助けてくれたんですか?」
ヒカル「ん?いや、お前を助けたのは私じゃないよ」
凡太「じゃあ……」
と、凡太が口を開き掛けた時、小屋の入り口の木戸が開いた。
アイオリア「ヒカルー、買ってきたぞ〜」
ヒカル「お帰りアイオリア」
凡太「あなたはあの時の……」
アイオリア「おっ、坊主目が覚めたのか。どうだ具合は?」
見ると、凡太が気を失う前、謎の声から狙撃しろと言われた、鎧を着た二人の内一人だ。
今は鎧を着ていないが、精悍な顔つきと引き締まった筋肉は間違いようもない。
凡太「あっ、体中痛いですが、何とか……」
アイオリア「そりゃあよかっ。正直、死んだと思ったからなぁ……ははっ!」
凡太「死……」
あっけらかんと言うアイオリアに唖然とする凡太。
ヒカル「それよりアイオリア、頼んだものちゃんと買ってきたかい?」
アイオリア「ああ、えーっと……傷薬と包帯と……パンとチーズ……だっけ?」
ヒカル「……消毒薬とミネラルウォーターは?」
アイオリア「あっ……」
ヒカル「忘れたんだね……」
慌てるアイオリアを見て、溜息を吐くヒカル。
ヒカル「まあいいさ、この坊やの傷の具合ならもう治療も要らないだろう」
アイオリア「そ、そうか
その様子を見てあからさまにほっとするアイオリア。
アイオリア「な、よかったな坊主」
凡太「はっ? え、ええ……おかげさまで」
急に話を振られ、慌てる凡太。


0ch BBS 2007-01-24