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【ボクは】キャプテン平凡【翼太郎】


[530]キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/03/27(日) 13:31:56 ID:???
そんなこんなで……。

若林「はるばる戻ってきたぜ!我が祖国日本!」
飛行機を降りた途端はしゃぎ出す若林。
凡太「若林君、そんなにはしゃがなくても……恥ずかしいよ」
若林「いやぁ、悪い悪い、そんなに長いこと離れてた訳じゃないのに、ずいぶんと懐かしくてさ」
凡太「いろいろあったからねぇ、実際には国境所か「世界」まで超えてるわけだし……」
若林「ああ……修哲のみんな、どうしてるかなぁ」
凡太「南葛のみんなも……」
若林「グラード財団とやらを通じて確認したら、やっぱりこの世界には南葛も修哲もなかったしな……」
凡太「ほんとに別の世界なんだねぇ……」
思えば遠くに来たものだと、凡太と若林は一抹の寂しさと不安を覚える。
ヒカル「ほらあんた達、暗くなってないで、城戸邸に行くよ。ぐずぐずしてると日が暮れちまう」
そこへヒカルが例の仮面を付けたまま現れる、気のせいか(気のせいではないが)周りの人はヒカル
に目を向けないようにして足早に歩き去っているようだ。
凡太「ヒカルさん……その仮面のまま飛行機乗ったんですか?」
若林「よく係員に止められなかったな……」
飛行機に乗ってる間姿の見えなかったヒカルに、凡太達は疑問をぶつける。
ヒカル「ふっ……聖闘士は最低でも音速の動きが出来るんだよ。係員の目を盗んで機内に潜入するな
 んて朝飯前さ」
凡太「それって密航……」
ヒカル「いいんだよ。男聖闘士と違って女聖闘士はこうでもしなきゃ飛行機乗れないんだから!」
若林「無茶苦茶不便だな」
ヒカル「聖域には専用ジェットがあるから、いつもならこんな事しなくて済むんだけどね……今は使えないから」
凡太「まあ、とにかく無事で良かった」
ヒカル「ああ。さ、事情が分かったら、さっさと城戸邸に行くよ」
若林「おう」凡太「はい」


0ch BBS 2007-01-24