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1- レス

【ボクは】キャプテン平凡【翼太郎】


[5]キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/03/08(火) 19:07:13 ID:???
〜外伝スレ7からの続き〜

勢いよく弾かれたボールは修哲SB左の足下へ転がる。

若林「喜ぶのはまだ早い!クリアしろSB左!」
タイガーショットをはじき返した若林が、その体勢のまま泥水の中で叫ぶ。
修哲SB左「は、はい!」

     バシッ!

常識外れな超人的技量の応報に、一瞬自分がプレイヤーであることを忘れてしまっていた修哲SB左だが、
若林の怒声を受けすぐさま我に返り、ボールを大きく前線へフィードした。

     ピィーーーーーーーーッ!

と、同時に、後半終了の笛が鳴った。
凡太「試合……終了?」
必殺のタイガーショットを防がれた凡太は呆然とその笛を聞く。
若林「……いや、延長だ」
泥水の中から膝立ちに起きあがりながら、同じように泥だらけのユニホームを纏った凡太に若林はそう告げる。
凡太「若林……」
若林「この試合は、まだ前後半10分ずつの延長がある」
凡太「延長……」
若林「そうだ、そこで決着を付ける……」
若林はそう言うと凡太に背を向け、自軍ベンチへゆっくりと歩いて行った。
凡太「決着……」
泥水を吸い重くなったユニホームが肌に張り付き、疲労した身体に重くのし掛かる。
それでも尚、肉体は戦に飢え、心はこの鬼神のような男との決着を求めた。


0ch BBS 2007-01-24