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1- レス

【暗黒竜と】ファイアーモリブレム27【光の剣】


[288]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/03/18(金) 00:25:09 ID:???
シーダ「マルス様!玉座までの道が確保できました!」

マルス「分かった!……いよいよ決戦の時だ。みんな、準備はいいね?」

親衛隊をけちらしたマルス達は、いよいよ玉座へと続く狭い通路へとたどり着く。
一度顔を見合わせ心の準備が出来ていることを確認しあうと、森崎を先頭に一斉になだれ込む。

森崎「こ……こいつが……!?」

森崎の視界に飛び込んできたのは、これまで見てきてきたどの竜よりも巨大で醜悪な形をしている『異物』であった。
黄土色の鱗を体全身に身につけ、口は横へと大きく広がっており、
そこから漏れ出している瘴気は見るだけで戦意を失いそうになる禍々しさを放っている。
玉座にて、いや、正しくは玉座の前の床下から生えてきたかのようなその竜は
森崎たちの姿を見ると、ゆっくりと口を開けて喋りだした。

メディウス「来たか……待っておったぞ……」

まるで旧来の友人たちを自宅に招いたときのような喉を鳴らしたような声だった。
その口調は不思議なことに、微塵も敵意を感じられないほどに穏やかであった。
だが、逆にその優しすぎる語り口調が不気味さを醸しだす。
なぜなら口調こそ穏やかなものの、森崎たちを真っ直ぐ捉えるその目線からは刺すような殺気が感じられるからだ。

森崎「(こいつが敵の親玉メディウス……!なんて威圧感だよ……!)」

体の大きさだけが問題ではない。これこそが人を凌駕する存在である竜の本質なのだろう。
人は自分たちとは違う存在を崇め立てたり畏怖するものだ。
メディウスから発する思わず従いたくなってしまうようなオーラ……
言うならばメディウスこそがマムクートの長、キャプテンであることが伺えたのだ。
それは同じくキャプテンを目指している森崎だから感じ取れたことなのかは定かではないが。


0ch BBS 2007-01-24