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【暗黒竜と】ファイアーモリブレム27【光の剣】
[314]モリブレム ◆RK7RVcZMX2
:2011/03/18(金) 02:26:55 ID:???
心のなかで突っ込みつつも、森崎は穏やかな顔で次の言葉を待つ。
マルスがどんなことを言おうとしているのか、なんとなく分かっていたからだ。
マルス「でも……その少年は今では僕にとってはかけがえのない存在なんだ。
けれど、どこかで何か一つでも間違っていれば……ここまで彼を信用することもなかったとも思っている。
メディウス。真の平和というものが、誰もが幸せになれることだというならば、
僕もそんなものは絶対に存在しないと思う。あなたの言うとおりどこかで争いが起こってしまうかもしれない。
これまでのアカネイア史でも思想や意見の違いで様々な戦争があったくらいだ」
メディウス「……」
マルス「人の考えが違うこと…それは確かに悲しくて、残酷なことだと思う。
それが争いを生み出し、多くの不幸を産み出してきたことも否定しない。
だけど……だからこそ、こうして力を合わせたときに何者にも変えられない力が生まれるんだ!
メディウス。お前に教えてやる!人と人が信頼し合ったときに生まれる力の強さを!」
マルスは走る。自分の叫びを証明するために。森崎、シーダ、ガトー。
そして今はここにはいない、自分たちを支え続けてくれた多くの仲間達の想いを叶えるために。
メディウス「……何も……あの頃から何も変わっておらぬな。失望したぞ、マルス王子」
マルス「!?」
メディウス「人と人が信頼しあう……ならば……人と竜ならばどうなのだ?
私はその答えを知りたかった……ただそれだけなのだ!!」
マルス「人と竜……?」
メディウスのこの言葉を聞き、マルスの全身に妙な違和感が駆け巡っていた。
確かにメディウスたちマムクートも間違いなくこのアカネイア大陸にて生を受けた存在。
自分たちとは体格も寿命も大きく違うはずの、明らかな異質な存在。
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0ch BBS 2007-01-24