※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ 現行スレ 投票 最新20

1- レス

【暗黒竜と】ファイアーモリブレム27【光の剣】


[395]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/03/19(土) 02:13:57 ID:???
メディウスは攻撃を逸らそうとするマルスの剣に素早く反応すると体全体で受け止める。
傍から見れば、マルスが攻撃を避けようとするメディウスを器用に捉えたように見えただろう。
しかし、実際に対峙しているマルスにとっては、このメディウスの行為は訳の分からないものであった。

メディウス「(……グッ…ガッ…こ…今回はえらく時間がかかったものだな)」

マルス「(えっ…?)」

マルスの頭に声が響く。それは間違いなくメディウスの声であった。

メディウス「(はやく……『謎』を解き明かし……この舞台に幕を下ろせ……
      そうしなければ……私も、お前も……永遠に……平和など……望めん……)」

マルス「(何を……何を言っているんだメディウス!!)」

メディウスは自らファルシオンの刃を深々と腹へと突き進めていく。
紫色に濁った血が剣を伝い、マルスの体全身へとかけられていく。

メディウス「(『鍵』は……あの異国の少年……そして……もう1つの……『星』だ……)」

弱々しくなっていくその声は、マルスに何かを託したいかのような悲痛な声だった。

マルス「(メディウス、待て!あなたは僕に何を伝えたいんだ!教えてくれ!!)」

メディウス「(待って……いるぞ……今度こそ……
      あの時の誓を……果たしに……来るがいい……!!)」

ガッ!!ブシュウッ!!
ギャゴオオオオオオオオオォォォォォン!!
ドシャアアアアアアァァァァァッ!!!


0ch BBS 2007-01-24