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【暗黒竜と】ファイアーモリブレム27【光の剣】
[445]モリブレム ◆RK7RVcZMX2
:2011/03/20(日) 12:28:03 ID:???
そして、見事メディウスを討ち倒した森崎たちはというと……
森崎「ふー」
森崎は主なき大きな玉座に腰をかけて一人長き戦いの疲れをとっていた。
森崎「ふーっ。結局いい所は全部マルスに持っていかれちまったか」
メディウスに効果的な武器を持っているという絶対的なアドバンテージがあるとはいえ、
自分の力量にも少しは自信があっただけに、この結果には少し不満が残っていた。
森崎「ま、まぁこの軍の盟主はあくまでもマルスだし…
それに戦いにおいては俺はあいつを支えてみせるって誓った手前もあったしな」
仲間との信頼の絆の大事さを知ったとはいえ、やはりこれまでの
自分が中心の世の中という快感をそう簡単に忘れられるはずもなかった。
良く言えば根っからのキャプテン気質。悪く言えば身勝手極まりない仕切り屋。
ここまで凝り固まった性格は、周囲の個性の強さに原因があるのだと森崎は無理やり納得した。
森崎「大体おかしいんだよみんなしてさ。キャプテンは翼だ、若林だって。
あいつらにどれだけの魅力があるって言うんだよ。
そりゃああいつらには天性的なサッカーのセンスがあるのは認めるさ。だけど……」
その神から与えられた力を傲慢にふるい、周囲の者たちを見下す態度が森崎は鼻についてしょうがなかった。
一度は自分たちのような力のない者たちの気持ちを分からせてやりたい。
自分たちがどれだけ苦労して身につけた技も、モノの数秒で真似をしさらに昇華させてしまう。
その凄まじいほどの身体能力には確かに森崎にも憧れの意識はあっただろう。
一時期同年代でありながら、若林のことを『さん』付けで呼んでいたのもそういった感情があったからだ。
だが、あの2人に関してはプラスの感情以上にマイナスの感情のほうが大きかった。
自分が未だに翼と若林に敵意と悪意を持ち続けるのはそれが原因なのだろうと森崎は考えていた。
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0ch BBS 2007-01-24