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【暗黒竜と】ファイアーモリブレム27【光の剣】


[587]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/03/22(火) 15:18:55 ID:???
>E「またお前と一緒のチームを組めて嬉しいぜ!親友!」昔の自分では在り得ないことを言ってみる


森崎「(待てよ……いちいち挨拶するたびに悪意をぶつけるのもあれだよな。
   マルス達も目の前にいることだし……よーし、ここは……)」

森崎はにこりと口の端をあげると、朗らかな声で詠うように翼に言った。

森崎「またお前と一緒のチームを組めて嬉しいぜ!親友!」

3年前の自分では到底出てくることなど無い爽やかな友情の台詞である。
だが森崎はそこまで気恥ずかしさがこみ上げてきたり、
裏でほくそ笑んだりするといったことをすることはなかった。
周囲の目を気にして言ったこの台詞は、もしかすればずっと翼に伝えたかった
自分の本当の気持ちだったのでは?そんなことまで考えるようになってしまう。

森崎「(俺はもう3年前の子供じゃないんだ。きっと他の奴らだって何時までも押し付けるような
   支配体制に嫌気を感じているかもしれない。近所のガキ大将じゃないんだからさ。
   それこそ俺の嫌いな若林がするような支配体制じゃないか。俺はあいつとは違う。
   あいつらが絶対に持てないものでキャプテンをアピールするんだ。
   俺がアカネイア大陸での戦いの中で学んだ……信頼の絆ってやつでな!)」

意外にも周囲の人間の中で森崎のその反応に不気味さを感じたのは半分もいなかった。
まずアカネイア同盟軍のメンバーは、森崎は指揮官として誠実なイメージが焼き付いており
3年ぶりに合う旧友に対していささかオーバーではあるが好意的なあいさつをするのは何ら問題はないと思っている。
そしてアカネイアカップやアリティアカップにて森崎の変わり様を何度も目の当たりにしてきた
松山や早田、新田に石崎は特にこの挨拶には興味を示してはいなかった。
日向と若島津、そして三杉に関してはまさか翼にまで、と少しは唖然とはしていたが
そこまで驚愕はしてはいない。3年も別の土地で暮らしていれば人の性格など
あっさりと変わってしまうことを承知しているのだろう。
そして、当の翼本人はというと…


0ch BBS 2007-01-24