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【暗黒竜と】ファイアーモリブレム27【光の剣】


[681]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/03/26(土) 22:41:44 ID:???
森崎「(はっ……なんだよ、結局俺は自分の立場のために仲間を『駒』でしか見られない勝手な指揮官だったのか……?
   いや……思えば俺自身が見上監督や片桐さん達の『駒』だったのかもしれないな……ちくしょう……)」

非情に徹し、弱き者を切り捨てる覚悟を手に入れて、ようやく自分はキャプテン争いの舞台に立つことを許される存在なのだ。
そうでなければわざわざ自分のような成長率が劣っている存在をチームの中心に据える必要など無いという
残酷な現実を付つきつけられたような気がして、悔しくて仕方がなかった。
森崎は見上を、片桐を、そして若林を見渡して拳を握りしめる。

森崎「(……アンタらの思い描いている絵空事じゃ、才能のある若林が勝つことを見込んでいるんだろうな。
   俺がアカネイアで槍や斧を振り回している間にも、若林はブンデスリーガで着々と腕を磨いてきたはず……
   だけど……だけどな。そう簡単に何でも思い通りになると思っていたら大間違いだぜ!)」

自分の体験が何よりも物語っている。数々の番狂わせを引き起こしたが故の、日本の優勝、引いては大会MVPであったではないか。
本来ならば決して表舞台に立つことなど出来ない自分がここまで大きな存在になれたのは
決して『リセット』の力に頼ってきただけではないはずだ。もっとなにか多くの……
沢山の力に支えられながら、努力と重ねてきた結果の実力で掴みとった物でもあるはずなのだ。

森崎「(俺は……若林に勝つ。ただ勝つだけじゃない。
   これまで俺が培ってきた全ての成功を証明するために勝つしか無いんだ!)」

人知れず決意を固める森崎を、松山たちが呼びつける。
どうやら気がつけば全体練習の時間も終わりに近づきつつあったからだ。


0ch BBS 2007-01-24