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【暗黒竜と】ファイアーモリブレム27【光の剣】
[742]モリブレム ◆RK7RVcZMX2
:2011/03/27(日) 20:38:52 ID:???
森崎「…まだ翼と日向は来ていないみたいだな」
照明が点き、眩い光が夜のグラウンドに影を落とす。ゴール前に森崎と若林がボールを抱えて立っている。
フィールドの外ではマルス達がこれから訪れる対決を待ち、固唾を飲んで見守っている。
若林「森崎。俺はな」
森崎「ん…?」
突如口を開いた若林の言葉に森崎は耳を傾ける。
若林「この3年…お前にあって俺にないものを必死に探した。
それがお前に追いつき、追い越すための一番の近道だと思った。
己の慢心を捨て、一からやり直すつもりで鍛錬に励んできたつもりだ。
そして見つけたんだよ。お前にあって俺に無い物をな」
森崎「……それはご苦労なこったな。よっぽど力をつけてきたとでも?」
若林「とぼけてるんじゃねぇよ。今は俺も持っている『リセット』の力のことだ。
今のお前の掴んでいる栄光は虚構にまみれたまがい物のはずだ。
お前はこれまで俺や翼、日向が受けて耐え忍んできた敗北や屈辱を……
全て自分の都合のいいように『勝利』に変えてきただけにすぎない。そうじゃないのか?」
いきなり痛いところを突いてくる。森崎自信に自覚はないとはいえ、片桐たちの説明では若林の言うとおり
再起不能の怪我を負ったり、大事な大会の途中で敗北した場合、自分はリセットで時間を巻き戻してきたらしいのだ。
森崎「そんなの……俺が知ったことじゃない。俺達にこの力を与えた大人たちの都合だろ?
俺が必ず勝つようにシナリオを組まれたんじゃ仕方がねぇじゃねぇか。
……まぁ、俺にとっちゃここまで都合のいい展開はまさに願ったり叶ったりだけどな」
若林「それも今日で終わる。……俺が終わらせてやるんだ」
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0ch BBS 2007-01-24