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【暗黒竜と】ファイアーモリブレム27【光の剣】
[743]モリブレム ◆RK7RVcZMX2
:2011/03/27(日) 20:41:12 ID:???
若林は帽子のつばに手をかけ、息を吐く。森崎は思わず身構えて構えを取る。
若林「終りにしようぜ。身の丈に合わないことをこれ以上続けるのも正直疲れてきただろう?」
森崎「何を……する気だ!」
若林「昔のように……本来俺たちが取るはずだった関係に戻すだけさ。
この歪んだ、お互いを妨害しあう狂った関係は今日、ここで終わる」
ザッ…
若林が動く。照明の前に立ち、森崎に正面から相対する。
森崎の視線も動く。両目にめいっぱいに飛び込んでくる『光』に思わず目が霞んでいく。
森崎「(うっ……な……んだ……これ……)」
若林「森崎、お前は俺の存在を疎ましく思っていたかもしれんが、俺は別に……最初はそんなことはなかったんだぞ?
ケガで出場できなかった俺の代わりに南葛のゴールを守ってくれるお前に感謝したいくらいだったさ。
まぁその後の度重なる妨害工作にさすがに恨みを抱かずにはいられなかったが」
森崎「なに…!?」
若林「『若林さん』と俺を慕って来てくれたお前に、俺は感謝してもし足りないんだ。
なぁ……あの頃に戻らないか?またあの時のように、俺を慕い教えを受けにこないか?」
森崎「!?」
穏やかな声が森崎の耳に入ってくる。感謝の篭った暖かな感情が森崎の心をかき乱す。
若林の声が脳内に入ってくるたび、森崎は全身の力が抜け落ちていくような感覚を覚える。
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0ch BBS 2007-01-24