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1- レス

【暗黒竜と】ファイアーモリブレム27【光の剣】


[882]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/03/29(火) 23:29:53 ID:???
マルス「でやああああぁぁぁぁっ!!!」

    ゴ ッ ! ! バ ズ ン ッ !

ズギャギャギャギャバッシュウウルルルルルゥゥゥ!!!!

レナ「……ぽかーん」

ネットを突き破り、コンクリートの壁にめり込むその弾丸シュートを見たレナはあっけに取られて口を開ける。
そしてそれはシュートを蹴ったマルス本人さえ驚きで足の震えが止まらないほどであった。

マルス「(い……今のシュート……本当に僕が撃ったというのか?)」

アリティア城解放の際、父の魂を受け継いで新たに手にした『破壊』の力。
その剣技の際の呼吸と体運びをサッカーに生かせないものかと試行錯誤してあみ出したこのシュート。
相手のブロックにも負けぬ推進力と破壊力を秘めるこのシュートは、
マルスの持つ秘めたる才能の補助によりあっさりと開発されてしまったのだ。

モロドフ「(う……ば、馬鹿な……まさか……あの少年意外にも……このシュートを撃てるものが…
      あの少年…?少年……あ……あ、ああ……あ……)」

突然の頭痛に顔をしかめて項垂れるモロドフ。いきなり飛び込んてきたあのビジョンは、
モロドフの記憶の片隅にある一人の少年と驚くほどシンクロしていたのだ。

モロドフ「(そうか……お、思い出したぞ……いよいよあいつらも動き出す時期が来たということか……
     これは私もうかうかしておられん。森崎殿……お主には期待していますぞ。
     明日の試合……どんな手段を用いても必ず勝利してくだされ……)」

モロドフは泣いていた。人知れず涙を流し、マルスの驚く姿に胸を打たれて泣いていた。
孤児院に残してきた大事な教え子たちのことを思いながら。今は異国の地で眠りに付くあの少年を思いながら。


0ch BBS 2007-01-24