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【八雲と八坂と】森崎が幻想入り13【八意と八重】


[727]森崎in幻想郷 ◆WoDqDt9wrk :2016/05/16(月) 18:40:31 ID:DHrlCGPc
駆けつけた人→ クラブ3
クラブ→まさかの幽香

幽香「気がついたわね。さあ、立ちなさい」

森崎「痛っ……クソッ、やられたか……」

立てるかという疑問ではなく、立て、という命令形。
およそ気遣いというものとは無縁の存在なのが、この風見幽香である。
その彼女が、吹き飛んだ森崎をこうして助け起こしているというだけで、既に妙な話であった。

森崎「無様を晒しちまったな。……何だ、笑いにでも来たか?」

幽香「お望みならばそうしてあげてもいいけど?」

森崎「……いや、遠慮しておく」

幽香の手を離れ、ゆっくりと立ち上がる森崎。
頭は少々ふらつくものの、体に外傷は無いようだ。
あれほどの破壊力を無効化する結界、そしてそれを構築する存在とは果たしてどれほどの力を持っているのか。
しかし、とにかく今は結界については感謝せねばならないだろう。森崎は自分の両腕が動くのを確認してからそう思った。

幽香「寝てる暇は無いわよ。戦う気があるなら、さっさと構えなさい。
   お前も、あの程度で怖気づいた訳じゃないでしょう」

言うだけ言って、さっさと踵をかえしてポジションに戻っていく幽香。
罵声の一つや二つは覚悟していた森崎は、そのあっさりした態度に肩透かしを食らう。


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0ch BBS 2007-01-24