※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ 現行スレ 投票 最新20

1- レス

【もっと高く】キャプテンEDIT28【そして遠くへ】


[352]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2011/04/01(金) 01:09:20 ID:???
雪村「僕は……僕は今まで何を……」

宇津木「雪村さん……?」

雪村「くっ……!」

泣きそうな顔で、いや涙を零しながらグラウンドを駆け去る雪村。
この世代で最も将来を嘱望され、その期待にこたえ続けた彼にとって、今日の敗戦の痛手は如何ほどばかりだったろうか。
競い合うライバルだったはずの大前に負け続け、率いたチームは大敗を喫した。
傷ついたプライドを癒す手立てすら知らず、逃げるようにその場を後にする背に、誰も声を掛けられなかった。
いや、大前がやや遅れてその後を追おうとするが、

大前「ゆ、雪村!?」

宇津木「……今は追いかけないことをオススメする」

水守「宇津木……」

宇津木「普通に血の通った人間なら、大事に育てた実力を凌駕される絶望がどれほどのものかわかると思うんだが。
特に雪村さんの場合は、そこらの一般プレイヤーの雑魚い実力じゃなくて鳴紋で10番の選手。
想像を絶する悲しみが雪村さんを襲った。……今はそっとしておくべきそうするべき」

信者と言っても差し支えないほど雪村に心酔する宇津木でさえ、傷心を慮って傍を離れている。
そこに大前が向かっても、傷口に塩をなすりつける結果にしかならないだろう。

大前「分かった……お前が言うんなら、そうなんだろうな」

この中で誰よりも雪村との付き合いが長いだろう宇津木の言葉に、大前も黙って従う他なかった。


0ch BBS 2007-01-24