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1- レス

【もっと高く】キャプテンEDIT28【そして遠くへ】


[473]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2011/04/02(土) 03:18:43 ID:???
達也「ほっ、はっ、それっと」

墨田・国岡「「!?」」

やす子(お? これはなかなか……)

大前「よしよし、ドリブルの基礎は出来てるな……それじゃあ、俺の指示する方向を通って、そこのコーンを曲がって行くんだ」

達也「あいよー!」

彼が見せた柔らかいタッチに、軽やかな身のこなし。それは既にして中学サッカーにある程度適応できているレベルのものだった。
ベンチとの当落線上にいる落田あたりには匹敵しているだろう。
だが、達也が部員たちを驚かせるのはここからだった。

大前「はい、左。右。右。……キックが強い! ボール、離れてるぞ! そこはインサイド使え、無理にアウトで蹴るな!」

達也「へいへい……こう、かな?」

浅村「な、なんかあの子――」

水守「――し、指示を受けて動きを修正する度、確実に上手くなっている様な……」

菱野(これは……達也さんの才能? それとも大前さんの指導の所為?)

大前「(コイツ、こんなに上手かったっけ?)……はい、そこを左……ゴールが見えたらシュートっ!」

達也「っ!?」

唐突に方向以外の指示が飛んだ瞬間、達也は意識せずボールを思い切り無人の蹴り込んでいた。
ドリブルからの連動したその動き。それは鳴紋中の部員たちに、鮮烈な驚きをもたらす。
……シュートはボール二つ分、枠を逸れていた。


0ch BBS 2007-01-24