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【もっと高く】キャプテンEDIT28【そして遠くへ】


[754]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2011/04/06(水) 02:08:46 ID:???
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はてさて、そんな甘酸っぱい出来事から数日後。鳴紋中サッカー部は今日も変わらず練習中である。

大前「せーっ……のっ!!」

輝林「っ!?」

渡会「ただのヘディングでこれかよーっ!?」

セットプレイの攻守の練習。大前のヘディングが輝林のクリアーと渡会のセービングを抜いてゴールに突き刺さる。

やす子「よしよし。大前くんの能力はとっくに全国トップクラスね。後はチームとしての成熟度を上げていけば――」

大前「でも、監督。目標だったシュート力60まで、後一歩のところで足踏み状態なんですけど……」

やす子「――んー、その辺は試合中の急成長とかで補っていければいいんだけどね。
今はチーム自体の成長が急務よ。しばらくは特別な特訓の時はコーチに専念していて頂戴」

大前「はあ……(でも、みんなが成長している時に自分だけ頭打ち、ってのはちょっと精神的にキツイかなあ)」

渡会「その不服げな顔は何なんだ? これ以上更に強くなる気か? 泣くぞ? 主に県内のゴールキーパーが」

輝林(正直、南葛の森崎以外からはヘディングしているだけで点が取れそうで怖いですね……)

チームの守備陣の中でもトップクラスの二人から、何とも言えない視線を受ける。
それでも、大前もキャプテンである前に一選手である。自分自身もより成長したいと言う欲求には逆らえない。


0ch BBS 2007-01-24