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【SGGK対】ファイアーモリブレム28【SGGK】


[37]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/04/02(土) 11:56:53 ID:???
>A「いいだろう。付き合ってやるぜ

森崎のその言葉を聞き、やけに安心したような笑顔になる翼。

翼「…じゃあ行こうか」

森崎「お、おう…(あいつもあんな人間臭い表情が出来たんだな……知らなかった)」

人を小馬鹿にしたような眩しすぎる笑顔ばかりが印象に残っている。
今回の森崎の返答に期待を込めているようないじらしい表情を、森崎は初めて目の当たりにしたのだ。


〜サッカーコート〜

スタジアムは係員がいないと入れないので、レクリエーションパークのサッカーコートに二人は向かった。
大粒の雨がグラウンドを激しく叩きつける。ピッチのコンディションとしてはかなり悪い状態だろう。
しかしそんな中翼は迷うこと無くゴール前にボールを置き、少し間を開けて助走スペースを取る。

翼「見せておきたかったんだ。俺がプロで戦い……新たに手に入れた力を。
  本来なら絶対に手に入れることができなかった力。明日の試合に賭ける俺の気持ちを」

雨に打たれながら淡々と語る翼に、森崎は翼の心の奥に激しく燃える炎のような熱い感情を垣間見る。
彼もまたイタリアでのプロとの凌ぎの削り合いで沢山の試練を乗り越えて今に至っているのだろう。

翼「森崎。ゴール前に立つかどうかは君の自由だ。…下手をすれば大事な試合前に怪我をする恐れがあるかもしれないからね」

森崎「! ほぉ…お前がそこまで他人を心配できるようになっていることにまず驚きを隠せないぜ」

翼「……別に心配なんてしてないさ。ただ、明日の試合は正GKを決めるための試合なんだろ?
  君がケガで潰れていたんじゃ折角来てくれたアカネイアの人たちにも迷惑がかかるじゃないか」


0ch BBS 2007-01-24