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【SGGK対】ファイアーモリブレム28【SGGK】
[394]モリブレム ◆RK7RVcZMX2
:2011/04/04(月) 19:04:58 ID:???
後方から聞こえる足音を聞き、翼は驚愕の顔で振り返った。ほんの2、3歩。
だがその差がこの計算された『こぼれ球』をいち早くフォローできるかどうかを左右するのだ。
翼「(しまった…!?近くにカバーできる味方がいない!?)」
三杉「(判断の遅れではなく…囮!)」
岬「(へぇ…まさかここまで釣られるなんて。自分でも驚きだ)」
三杉と岬はアベルとジュリアンにつられフォローに向かえず。
立花兄弟はそれぞれ新田とカシムに当たっており、このルーズボールに最も近い者。それは……
マルス「…制圧、完了」
パシッ!
政夫「く、くそっ!はやくあのI番を止めないと…!」
政夫はフリーの状態のマルスを止めようと前に駆け出す。しかし和夫がすぐに諌めた。
和夫「でも兄ちゃん、新田とH番をフリーにしてもいいのかい?」
政夫「あ…!」
マルス「(よし、ここで相手の裏をかければ完全に中盤を支配できる!大丈夫……自分の感覚を信じるんだ!)」
相手が次にどう動くのか。そしてそれに対し自分はどう動くことが最適なのか。
マルスの脳内の盤上では総てが自分の理想通りに動き始めようとしていた。
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0ch BBS 2007-01-24