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【SGGK対】ファイアーモリブレム28【SGGK】


[59]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/04/02(土) 13:36:18 ID:???
若島津「日向さんは本当に強さを手に入れることができるのならどんなことも躊躇なく出来るお方だ。
    明日の試合でお前が若林に勝ち、完全な正GKの座をつかむことが出来れば…日向さんも認めざるをえないだろう。
    単純な個人技だけでなく……個を越える和の力の存在があるってことだけでも」

森崎「…………初めに言ったな。俺と翼の技量は拮抗してるって。
   教えてくれ。俺に足りないものは……なんだ?」

個に拘る必要なんて無かったことを森崎は思い出す。自分は自分なりの戦い方で道を作っていけばいいのだ。
森崎は普段の不敵な表情を取り戻すと、若島津に質問する。

若島津「俺はもうGK争いに加わることはこの先無いだろう。
    見上監督も俺のことはあくまでも空中戦対策のDFとでしか見てくれていない。
    メキシコシティでゴールを任され、必死にやってきてみたことだが……どうやら限界が訪れたらしい」

そう言うと若島津は突然服を脱ぎだした。突然の奇行に思わず身を固める森崎だったが、次の瞬間顔を青ざめる。

若島津「俺の体は……度重なる改造を施されたサイボーグ。
    ヒューガーの科学力によって作られたに過ぎなかったのさ。
    機械はパーツを組み替えなければ機能を向上させることは出来ない。
    だが森崎。お前は違う。お前は他人を、そして自分を何度も成長させることが出来る」

胸の皮膚を剥がし、むき出しになった沢山のコードやパーツを見せられ、森崎は顔をしかめた。
それ以上にショックを受けていた。こんな身近にここまで歪んだ力を植えつけられた存在がいたことを。

若島津「俺はGKとしてこれ以上成長することは出来ない。だが…俺が学習し、身につけてきた知識だけは……ここにある。
    さすがにヒューガーの科学力でも脳の記憶をチップ化するには至らなかったみたいだしな。
    森崎。お前に俺のこれまで培ってきた、メキシコで鍛えあげてきたGKの技を……伝授してやる!」

森崎「!」

若島津「その代わり……日向さんに教えてやって欲しい。誰かを抑えつける乱暴なやり方だけじゃない。
    他の仲間と力を合わせ、より大きな力を生み出すやり方があるのだと……明日の試合で証明してやってくれ!」


0ch BBS 2007-01-24