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【SGGK対】ファイアーモリブレム28【SGGK】


[65]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/04/02(土) 14:26:59 ID:???
森崎「うーむ……だが残念なことに俺には若林やお前のような恵まれた体格はない。
   今更体重を増やせっていっても……逆に瞬発力が損なわれちまうかもしれないからな」

森崎と若島津は新たなセービング技に関して熱心に話し込んでいた。
特に若島津の熱心さは半端無く、本人はやはりまだGKで戦い続けたいという気持ちがどこかにあるのだろう。

若島津「俺の場合はポストを蹴ることで推進力を高めていたが……さすがにたった一日で三角飛びの技術を身につけることは無理だ」

森崎「ポスト…か。俺たちGKにとっちゃもう一人の仲間だな。
   ほんとうにどうしようも無いと思ったときに、こいつがどんなシュートもあっさり弾き返したときは…
   ほっとすると同時にあっけに取られたものだぜ。コンクリートの壁に突き刺さるようなシュートだろうと
   この白い柱の前にはどんなシュートだろうと弾かれちまうんだからな」

若島津「そんなポストを蹴り続けてきた俺はとんでもない罰当たりな行為をしていたのかもな。
    ……俺がGKを続けられなくなりそうなのもこれまでの悪行の跳ね返りなのかもしれないな」

森崎「おいおい、全身機械ずくめのお人がそんなオカルトを信じこむなっての」

若島津「はは、スマンな。だが昔はよく空手道場の裏手にある寺で霊を見たこともあるんだがな」

森崎「はは……霊ねぇ……」

考えなしにその言語をつぶやく森崎に、ふとアカネイアカップでの記憶が蘇る。
自分に怒りをぶつけ、激しい咆哮とともに右足を振り抜く日向小次郎。
度重なる覚醒の果てに、今では世界クラスの実力を身に付けた松山光。
彼らが偶然か必然かあみ出した強力な合体技、イーグルタイガー。
誰もが止められないと思っていたその凶弾を、森崎は不思議な力に支えられるようにして受け止めたのだった。

森崎「(思い返してみれば……あのとき確かにオグマやカイン、ハーディンさんたちの声が聞こえてたんだよな。
   戦場で倒れた仲間たちが霊になってまでも俺の背中を押して、支えてくれた……
   んで、気がついて後ろを振り向いてみれただのポストだったってオチだったんだが……)」


0ch BBS 2007-01-24